[2] 「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(2)終

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f15
2011/02/20 12:15 PM
自由貿易というのは聞こえはいいけど、平たく言うと過当競争です
やり過ぎると、格差の拡大、資本家などの一部の富裕層にのみ富が集中し、一般庶民の生活水準の低下を招きます
別に、自由貿易は止めて鎖国をしろと言うつもりはありませんが、バランスが重要でしょう
何事もやり過ぎは良くないと思います
自由貿易と保護貿易の間で、行ったり来たりが丁度いいのではないでしょうか

TPP賛成派の御仁は、改革や効率性の向上を論拠にしているケースが多いですが
改革が改悪にならなければいいのですが(汗

効率性も追求し過ぎると、リストラが進むでしょう
たとえば100人でやっている事を、90人で出来るようにする
すると10人は失業してしまいます
新たな雇用の受け皿を用意できればいいけど、そう簡単にはいかないでしょう
新しい産業を興業すればいいという意見もあるのでしょうけど
そんな物は一朝一夕で生まれる物ではありません

TPPでは農業ばかりクローズアップされますが
労働者の移動の自由化も前提であり、製造業、建設労働、看護師、介護関係、コンビニ&スーパー、運送業などには
ベトナム、マレーシア、チリ、ペルーから低賃金労働者が流入し
それに引きずられるように、日本人労働者の賃金も低下し、失業率は上がっていくと思います
腰抜け外務省
2011/02/20 02:57 PM
くっくりさん、こんにちは〜

貿易の自由化ですが、f15さんの言われる通り、丸裸になる必要性は無いと思います。WTOでも様々な保護措置が認められています。

また農業の保護、特にコメの問題ですが、世界のコメの貿易量は年間約2500万トン程度で、日本のコメ消費量は年間約700万トン。つまり、国際コメ市場は日本のコメ需要を支える能力は無いということです。つまり、世界市場の観点から見て、自給率云々は日本自身の自助努力の問題ではないでしょうか。

さらにTPP反対派の方が絶対に指摘されないのが、これから予測されるであろう国際的な食糧の需給バランスの不安定化です。世界人口の増加、新興国の生活水準の向上により、食料は絶対的に供給不足に傾くはずです。農業は私は全くの素人ですが、中長期的に見れば農業ビジネスはおいしいのではないでしょうか???

経営効率の向上、生産性の向上は、どの産業、どの企業にも等しく求められることであり、それに見合った事業の拡大、収益の向上があれば必ずしも失業にはつながらないと思います。逆に恐れるべきは競争力の低下による市場からの退場、即ち倒産による失業です。

また、労働人口の問題ですが、私には理解できないのですが、日本は少子高齢化に向かい、労働人口が減少するという議論があります。すなわち、もし日本の経済活動のレベルが現在の水準を維持し、現在と同程度の労働需要が見込めるなら、失業の問題は中長期的には解決する、或いは供給不足になるのではないでしょうか?であるが故に、移民を入れろ的な議論になっていると思うのですが。(個人的には反対ですが。)

私は労働問題は「疎い」ですが、上記のような構造的に労働需要がひっ迫している中での、「秩序ある」労働力の輸入は日本経済全体にはプラスの様な気もするのですが???
(もちろん自力での少子化の解消が最善の策ですが。)

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