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- 青二才
- 2011/10/29 10:58 PM
- >TPPへの参加が結婚ならば、TPPの交渉参加とは、婚約のようなものです。交渉参加とは、参加を前提としたお付き合いなのです。
>TPPは、先ほど申し上げましたように、実質的に日米協定です。したがって、もし日本がいったん交渉に参加しながら、途中で抜けたら、アメリカは裏切られたかっこうになり、日米関係は非常に悪化します。アメリカ以外の国々からも信頼を失います。
「参加を前提としないお付き合い」は無理なのでしょうか?
恐らく非公式・水面下における裏交渉は現在進行中だと思います。しかし、民主党の対外八方土下座姿勢では「参加を前提としたお付き合い」の為の裏交渉で、今まではそれが表面化しないよう隠蔽してきたと観るのが良い筋のようです。
その推測が正しければ、当然アメリカはアメリカの国益増進の為に、アメリカにとって有利な条件を我が国に押し付け、民主党はそれを唯々諾々と丸呑みしてしまう可能性が非常に高いと推察せざるを得ません。
如何に無二の同盟国であれども日本は日本の国益を第一にすべきであり、アメリカの言い分を全て丸呑みする必要も義理もありません。
「親しき仲にも礼儀あり」です。
それを十二分に踏まえた上で「参加を前提としないお付き合い」を模索し、それが出来ないようでしたらキッパリTPP不参加を表明して個別のFTA等を必要に応じて柔軟かつ積極的に推進していく方が無難であり堅実的だと思います。
具体的には中国以外の東南アジア諸国とは、各国の利不利益を十分勘案しつつ経済協定締結を前向きに加速させた方が良いと思います。(韓国は嫌な予感がしますが)
それが順調に進み、あわよくば円による経済領域を形成出来れば「日米安全保障」及び「米韓同盟」に並立し、TPP賛成派保守の唱える「対中包囲網」は実質的に形成される事になります。
ご存知の方も多いと思いますが、古代中国における春秋戦国時代の末期、秦という国が強大になり、他の国々は秦に対抗する為同盟を結びました。
これが「合従策」です。
それに対して秦も傍観していた訳では無く、諸国間に離反工作を仕掛け、個別の二国間同士で利を持ちかける(現在の南シナ海周辺国に対するように)などしてまんまと合従策の分裂に成功しました。そしてその後程無くして秦は中国全土を統一しました。
これが「連衡策」です。
TPPを対中包囲網と見做すのであれば、今度の「合従策」の大元締めはアメリカです。南シナ海をめぐる諸問題もあり、その自覚は多分にあるはずです。
一見「ならばTPPに参加すれば良い」と聞こえるかも知れませんが、否です。
私が疑問に思うのは、対中合従策の大元締めの自覚があるなら、何故あのような身勝手極まりない要求を「仲間」であるはずの諸国及び日本に要求するのか?
つまり、TPP賛成派保守の主張する「対中包囲網形成」という観点においても尚、過度のアメリカ中心主義的なルールは他の締結国に不平と不満を蓄積させるのは目に見えています。
このままでは他の締結国の不平不満を見透かした中国共産党による「連衡策」の餌食となってしまうのが、アメリカには分からないのでしょうか?それなら、我が日本が新たな交渉の場を設け、主導権を握った方が良いのではないか?
この辺りも、私がアメリカの謀略能力を疑問視する論拠の一つです。確かに抜群の諜報能力を持ってはいますが、分析が些か甘いような気がします。
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