[2] わかっちゃいたけど福田新総裁(=総理)誕生

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カイワレ
2007/09/24 11:57 AM
 麻生さんすごすぎ!197票は大勝といって差し支えないです。
国政、知事選限らず、選挙では勝ち目がないのに敢えて出馬して、一定の得票数=影響力をもって当選者の下で勢力維持を図る者もいるので、麻生さんもこれからですね。

 (無常観ですが)今回の総裁選で、思想とはつくづく儚いものだと思いました。
戦国時代、大名家が傾き始めると各武将は武士道精神そっちのけでワラワラと寝返る、彼等の生きる為の選択です。今回の総裁選も組織が生き残る為の選択でしょう。
思想や理想、目標は先ず足腰(組織)がしっかりとしていないと実現達成は難しいので。

 また、自民党はバランス感覚があるなとも思いました。安倍さんの様に良い事一辺倒、選挙の度に議席が減る左派一辺倒の某野党の様に、その一つが崩れると直ぐ斜陽になるというのも持続性に欠きます。
党とは、話し合いの「場」なので、そこが崩れると、民主党という「場」で物事が決まってしまうので、それよりはマシです。
例えば、保守派を基調に右派・左派を従えるというものが良いと思います。
政策を通す過程で多少の妥協もやむ得ない事です。政策を実施するアプローチ、手駒として用いるのも一つの手です。システム(政策)として確立してから徐々に始末するのも良いでしょう。

 麻生さんが予想外の票を獲得しました。福田政権は例の五人組をみても左派色が帯びている政権です。また、福田支持は、元々、当座しのぎという不純な動機で担がれただけと存じます。福田支持派の中には、反福田派がいます。197票は表立った数字です。当座しのぎの看板を立てた事によって、水面下にいる反福田派が、福田さんを一命を賭して政権を守るとは限りません。左派系法案で一暴れして、左派政治を押さえつつ、その197票、更に水面下の反福田派の存在感を示し、後の主導権を確保してもらいたいです。
前門の民主党、後門の反福田派とサンドイッチにすれば、ある程度福田さんも自重するでしょう。しかし左派政策は完全に押さえ込める事はないでしょう。民主党の駆引き・妥協程度であれば可愛いもので、国益を著しく毀損するものは紛糾させて押さえ込む事が肝要です。

 党三役が決まったとの由。微妙なところですね。いざとなったら福田さんと一蓮托生なのでしょうか?安倍政権は敵が多過ぎたので、ここらで戦線の再編をしないといけないので、一先ず、左派看板でマスコミ等をなだめつつ、党内の再構築を図るのでしょう。
197票、期待しています。

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[Serene Bach 2.04R]