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- やじうま
- 2019/03/18 07:54 PM
- hnさんへ
>何故そうでなくてはならないのかが未だに分からない。
横から失礼します。
この問いに関して言えば「府と市の政治家に本当に話し合う意思があれば」都構想なんてなくても大丈夫です。
実際、維新がその通りにやっていますので間違いありません。
ただ大阪の人間の根底には「大阪府市の維新以外の議員には話し合う意思も能力もない」という確信を持っている人が多い(多分維新の支持層は全員と言っても良いかも)んですよね。
これは明治大正時代から「府市あわせ(不幸せ)」と言われていた府と市の数々の悪行(アホ業の方が相応しいですけど)が原因で、自分の手柄欲しさにオリンピック招致を府と市別々に行ったとか、西日本一高いビルを競って互いに建築中のビルを数メートルづつ伸ばしていったとかしょうもない話は尽きません。
特に大阪市は中之島一家といわれた役所による役所のための政治が横行し、橋下さんの前任の平松さんまで市長は必ず役所のOBという時代が続いていました。
その平松さんはかなり贔屓目にみればそれなりに改革を進めようとしていたようですが、結局役所の神輿で当選した身ですから市民としては期待はずれな結果に終わっています。
まぁ言ってみれば、大阪府市が自民党政権に戻ることは、国政で民主党政権に戻るというか、与党野党が民主党になって互いに国会パフォーマンスに明け暮れ全く政治が進まなくなるくらいの忌避感があるんですよね。
大阪で維新の支持が高いのは、維新自体の支持率もありますが、府市で話し合いの出来ない既存の政治家や役人に対する忌避感があるからなのは間違いありません。
とりあえず大阪府市の有権者には、あの府市あわせの自体には戻りたくないという強い思いがありますので、その解決方法としては「府市で協力や話し合いができる維新の首長や議員を選ぶ」か、「府市の権限を整理して、政治家や役人が二度と下らない意地の張り合いができない制度をつくる(これが都構想)」のどちらかしかないんですよね。
ですからおかしな話になりますが、もし都構想が成立したら安心して自民党員に投票する人もかなり増えるというか、維新の政策はそれが達成すればするほど維新の必要性がなくなるという面白い矛盾を抱えたものが多いんですよね。
逆に言えば、反維新が維新に勝つのはそんなに難しい話ではなくて、例えばですが反維新で話し合いを行い、府と市がぶつかり合わない制度を設計してそれを統一の公約として掲げて維新と戦うなら前回の2から3割くらいの票を増やすことは間違いありません。
けれども大阪の自民はそういう市民や府民の希望に全く触れることなく、このコメント蘭で誰かが触れたようなYouTubeに出てるような維新の危険性だとか、大阪市がなくなるみたいな話を共産党といっしょになって言い続ける訳です。
まぁ選挙中に要らんことを言って、自分達の取り戻したい大阪の政治ができなくなったら元も子もないから公約なんて立てられるはずがないのはわかってるんですけどね。
維新の公約全てを肯定している大阪人なんてほとんどいないと思いますけど、維新以外が民主党や共産党と変わらないようにしか見えないのですから、そりゃあ維新に入らざるを得ないというのが現在の大阪の政治情勢なんだと思います。
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