Comments
- Q
- 2009/12/10 08:03 PM
- 事実婚歴17年さん
お返事が遅れて申し訳ありません。ご丁寧な回答ありがとうございます。
>>では、名前ってなんでしょうか?
>>その一個人をあらわす名前であることを証明してくれるのは、戸籍なのでは?
公的な身分証明が必要な場合は日本が戸籍制度を採用している以上、おっしゃるとおり戸籍に依るしかないのですが、公的でない人間関係において誰かを特定する時には、その人が普段使用してる通称で認識していますよね。そのとき戸籍を意識する人はあまりいません。というか、通常、他人の戸籍を意識しながら生活している人はいません。
例えば事実婚歴17年さんがAさんと称する方と親しくなったとします。その方の本名が実はBだったとしても本人がAだと名乗っていて、尚且つ周りの人もそう認識している以上、事実婚歴17年さんにとってAさんはAさんでしかないですよね。戸籍上Bという名前かどうかはどうでもいいはずです。
要するに対個人のパーソナルな関係では一人の人間を証明するのは何も戸籍である必要はない、というかそんなものは関係ないと言い切ってもいいでしょう。
名前が個人のパーソナリティの大事な部分を成しているというのは私も同じ考えですが、そのパーソナリティの中核を成す部分というのは戸籍の記載ではなく、普段使っている通称名のことだと思っています。
一般論としては戸籍名と通称名が一致していることが理想なのでしょうけど、私は基本的にその二つは別ものだし、違ってもいいと考えます。
そこらへんが私と事実婚歴17年さんとの“名前”に対する認識の違いなんでしょう。
>>名前=記号という概念をお持ちなので、通名OKということなんでしょうが、
私が「名前=記号」と言ったのは戸籍名のことです。
元来、戸籍というものは、国家が国民を管理するために作ったものです。そして戸籍名は国家機関が個人の身元保証をするために管理しているもので、それ以上の意味はなく、本当に大事なのは通称名の方だと捉えています。加えてその二つは別物だと考えている私から言わせれば、極端な話、戸籍に記載されている名前など個人の特定さえ出来れば11桁の英数字に置き換えられても構わないわけです。
まあ、だからこそ私は「別姓には反対ではない」という結論に達しているわけですが…。
>>通名って自由につけられるものを指すのでは?
>>なぜ、自分が小さいころから一生懸命に使ってきた名前を通名にしなければならないのでしょうか?
それは通名を誤解なさっていると思います。日本人には永住外国人のような通名登録制度がありませんので、当然法的な書類には一切使えません。だから通名を何か軽いもののように捉えられているのかもしれませんが、事実婚歴17年さんが戸籍名を自分の大切な一部だと考えて変えたくないと思ってらっしゃるように、ずっと使ってきてみんなに認知されている通名こそが自分の本名だと思っている人もいるのです。
そういう人達にとっては、自由につけられるほど軽いものではないと思いますよ。何故なら登録制度がなく、周知に時間と手間のかかる“通り名”というものが簡単に変更できるものであるハズがありませんから。
私としては、もしこの通名登録が日本人にも認められていたなら「夫婦別姓」を深刻に悩む人はもうちょっと少なかったかのもしれないと思ってます。
「なんで一方の名前を変えなければならないのか?」
これについては、「日本ではそれが“結婚”というものだから」としか私には答えられません。
婚姻という形式をとる以上どちらかが名字を失うのが日本でいう結婚の概念ですから、それは嫌だというのは法律婚をした人たちには、ただの我が侭に写ってしまうと思うのです。昔からみんなそうして来たのに「なら結婚しなきゃいいじゃん」とか「不利益を承知で事実婚してるのに後からごちゃごちゃ言うなよ」となるわけです。
で、もう少し反対派の気持ちを代弁すると、どうしても感情論になってしまうのですが、「別姓でいたければ自由にすればいい、ただ同姓にするのが結婚というものでそれは多くの日本人の同意のもと成り立ってる制度なのだから、その領域に踏み込んで来ないでくれ、婚姻制度の枠外での法的救済方法を考えてくれよ。」ということなのだと思います。
そもそも「戸籍名=記号」という私の論法では「じゃあ別姓でもいいじゃないか」という主張には反論出来ないので、本来ならでしゃばって議論に参加するべきではなかったのですが、事実婚歴17年さんの名前に対する認識を知りたくて質問した次第でした。
で、事実婚歴17年さんの戸籍名への思いは理解したのですが納得はしてません。
納得はしてないのですが、やっぱり反対もしておりません。
ですので保守派の中にも私のような容認派もいると、金太郎飴のように何処を切っても同じ主義主張ばかりの人達が寄り集まっているわけではないんだということを知ってもらえれば、少しはでしゃばった甲斐もあったかな、と思ってます。
それでは。
[5] comment form
[7] << [9] >>