[2] 福田総理が家族会と面会&どうなるテロ支援国家指定解除

Comments


カイワレ
2007/10/27 05:44 PM
 拉致問題は、アメリカにとってはカウンターパンチでしかないので、アメリカの意が成った時、拉致問題は棚上げ・放置される事もありえます。
「インド洋での給油活動を続けてほしいのなら、北朝鮮のテロ支援国家指定を解除するな」
 ですから、こういった駆引きには同意します。
その為には、民主党にもう少しのたまわって欲しいところです。日本では紛糾していますというメッセージになります。お互い汗かきましょうよと。
給油支援で、民主党を撃破するのは簡単ですが、撃破したらまた対決路線を復活させるだけで、民主党に利するだけです。福田氏を総理にした意味が薄れます。
先の参院選で勝利に浮かれる民主党。政権奪取へ近づくに事によって、夫々の欲が出てきたのか、不協和音が出ているようです。テロ特措法で党内で賛否両論、各国の非難に対してのISAFも火に油を注ぐようです。ここで、給油支援賛成派と協調して民主党の寸断工作を図るのが良いと思います。民主党内をグダグダにする一方で、給油支援の意義とISAFの参加の不要性を説く共に、山田洋行で小沢氏の懐に賂が転がり込んでる件で揺さぶりをかけて(勝谷氏の件もまた)押さえ込むのが良いでしょう。民主党の面子に配慮をちらつかせて、表面上は話し合いにみせかけておけば、今後の民主党の戦略に影響を与えられます。

 制裁案についてですが、あれは北に対するメッセージでしょう。制裁=北に要求、制裁解除=北と話し合いという建前的なモノではないでしょうか。制裁案は専ら交易品に軸にしたものですし。アサリ1匹と覚せい剤1袋、どちらが高いでしょうか。覚せい剤1袋とミサイル1基、どちらが高いでしょうか。
北朝鮮の日本に於ける収益源は正規ルートより、非合法ルートの方が多いと思います。
覚せい剤にしろ、マネロンにしろ、非合法であればこそ叩く大義名分が立ちます。北にとっては、一種の人質の様なものです。
人質は殺したら意味がない、いたぶっているうちが華です。
制裁案延長に関しては、半年延長は良いと思います。来年の4月には情勢が変わる事もあり得るので。それに、ちらつかせて交渉再開を引き出す駆引きに使えます。
しかし、人質をいたぶって制裁案絡みで北を引きずり出すというのは、いささか決め手に欠きます。北そのものに打撃を与えないと。
シリアの件がどうなるか。今はカウンターパンチでしかないですが、今後火種として拡大する、もしくは火種になる可能性を帯びてきた頃に仕掛けると良いのですが。

 アメリカは今、北朝鮮に構っていられない。中東で精一杯だ。というのに、ここ最近、イラク、イラン情勢は大して変わっていない様にみえます。アメリカ外交が停滞しているのでは。
日本もまた、政権が変わった事によって明確なスタンスを取りづらい。日米共に停滞期にあるのでしょう。こういう時期は、どうにか打開しようというより、一つ一つ物事をこなす・積み上げる事によって打開するカードをつくる・見出していくしかないと思います。
麻生さんは何かしているのでしょうか。197票はあの時点の獲得数です。何もしなければ風化するだけです。本人が出て行かなくても、その中の一派を用いて提言する等、水面下での活躍を期待します。

 世界各国からみたら、拉致問題は些細な問題でしかありません。どの国も国益第一ですから、懐が潤わない事案に対しては消極的です。イラク戦争ですら、支持派はお零れや、自国の周辺事情を鑑みて、反対派は野心や、当該地域に抱える権益を軸に行動しています。ましてや北朝鮮には米・中・露が絡んでいます。各国は自国の周辺事情を前提に行動するので、必ずしも心強い援軍となるわけではありません。他国の協力は勿論大切ですが、結局、最後に頼れるのは自分(自国)でしかありません。
拉致問題は拉致問題ですが、拉致問題は、激動の21世紀を迎えて日本が生き残る自立外交の第一歩・試金石になるのではないかと思います。
絶対に諦めるという事はありえません。


 最後に、亀田一家ですが、一家の態度の急激な変化に驚いています。短期間で人は変わるものですね。将に呉下の阿蒙……という風に思いません。
あれもまた、パフォーマンスでしょう。ただ、神妙に謝罪している者を必要以上に叩くというのは、外面が悪くなりますし、一家にとって好都合です。
今後、再びこれを反故にするような行動を起こせば、今度こそ終わりですから、まあ、良しとしましょう。
 それよりも、そもそも子供をダシにして金儲けを目論んだ史郎氏・金平氏・TBSに諸悪の根源があるように思えます。金平氏の立ち位置は間違っていますし、TBSは大福やら鶏肉を追求するより「説明責任」とやらを果たしてもらいたい。史郎氏をスケープゴートにするのは、解せません。
 しかし、対戦以降、反発を出し切った後に、逐一情報を流すと共に、謝罪会見を行う事によって、短期間で同情論を形成したのは、見事な退き口といえます。
 政治家にとって、自民党はマイナスイメージを打ち消すのに、民主党は急騰した民主党株の暴落を防ぐ為の、ほとぼり冷まし・格好のネタになりましたね。

[5] comment form
[7] << [9] >>


[Serene Bach 2.04R]