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- 古事記
- 2011/11/15 10:20 PM
- 市民ではない府民です。先日、知事選の投票用紙が届きました。市長選ははてさてどうなるのでしょうか。
元大阪市民で他県に嫁いだ友人によると、彼女の親御さんは「橋下さんになったら地下鉄やバスにお金払わなあかんやん。そんなん絶対イヤやわ」……だそうです。罵声をなんとか咽喉で堪えた自分を褒めてあげたい(笑)。大阪市民て高齢者(65歳以上?)は、市営地下鉄や市バスが無料なんですよね。市バスなんて赤字やのに、なに馬鹿やっとんねん!と日々地下鉄を利用する他市民としては思うわけですが、「ちゃんと選挙に行く(ある意味迷惑な話かもしれません)高齢の有権者」にこのような↑意識が強いのが大阪市だというのであれば、確かに今回は平松氏が有利でしょう。と言うか、橋下さんが平松さんが政策が大阪の未来がというより、もっとずっと以前の問題なわけですが!
これまで府と市の二重行政が解消されなかったのは、役所のせいのみではなく、他でもない市民が既得権益に縋りたいと思うが故に「大阪市民の特権」を守ってくれる候補者を選び続けて来たから、なのだとしたら……大阪がここまで沈んだ理由も、自ずと見えてくるような気が致します。
もちろんそのような有権者ばかりではないと思いますが、今現在、あるいはほんのちょっと前まで現役でバリバリ働いていたはずの人が、この程度の認識なのかと情けなくなり、ああだから民主党が政権を取ったんだな、と妙に納得してしまって、実に暗澹たる思いです。
しかし希望ももちろんあります。同世代の友人は「代えなきゃいけないのはわかってる。どう代えていくかやな」と真剣に考えていますし、きっと若い世代ではそういう人が多いと思う。そういう人が頑張って声を上げていくのであれば、どちらが市長になっても、大阪市は大丈夫のような気もしますけど……どうなるのでしょうか。
- kahn
- 2011/11/15 11:22 PM
- 、歴史的事実からみれば、橋下氏と維新の会の方が「大政翼賛会」と言うにふさわしく、既成政党側は、ナポレオン時代の「対仏大同盟」と形容するのが適切です。いわゆる「体制翼賛運動」の経緯は
1 既成政党に不満を持つ層が「近衛新党」を画策
2 既成政党側が反発
3 第二次世界大戦の勃発
4 世界的危機に我が国が対応するための「新体制運動」
5 既成政党が「新体制運動」になびく
6 大政翼賛会の成立
というもので、
・近衛=橋下
・近衛新党・大政翼賛会=維新の会
・第二次大戦=現在の日本の閉そく状況
とすれば、「瓜二つ」と言ってよいくらいの相似形を描きます。
また、敵か味方かをはっきり区別し、選挙民の対立感情を煽るだけ煽り、選挙後に敵対勢力を包摂するのではなく、「叩き潰す」(「勝者総取り」≒自身に投票しなかった有権者の意思は大阪市民の意思ではありえない)を公言するような橋下氏は
二元代表制→議会と首長との対立・膠着状態→首長の権限強化→首長独裁
というラテンアメリカ諸国で大統領民主主義は崩壊した道筋(これも「民主主義のルール」に従って結果)を現在のところ着実に歩んでいると言えます。
大統領選や知事・市長選によって、ただ一人を選出することにより、その人の下にまとまらなければならないのにもかかわらず、一人を選出したことで、「勝者総取り」によって、選挙戦で生じた対立関係を更に拡大させ、最終では、敵を壊滅させることでその亀裂を「なかったことにする」という「仁義なき戦い」の世界に陥るのが二元代表制(大統領制)のリスクです。橋下氏の手法では、そのリスクは現実化・拡大することはあっても縮小することはありません。そして、最後は、対立勢力の「暴力的介入」により大統領制民主主義が無くなってしまうということになります。
(「降伏しても皆殺し、戦えば、皆殺しにするまで戦いを続ける」という公言している相手であれば、それこそ「生死をかけた戦い」を挑まざるを得ないでしょう。それを「対抗勢力がなりふり構わない」と形容するのは自由ですが)
大統領・首長は自身に投票してくれただけの大統領・首長ではありません。反対票を投じた人の大統領・首長であります。その選ばれた大統領・首長が選挙後も敵味方にこだわり、敵の壊滅に全力を挙げるのであれば、その時点で大統領・首長失格です。このような選挙の跡こそ「ノーサイド」の精神が必要なのです。ラグビー部出身の橋下氏は、世間の風にさらされて「ノーサイド」の精神を忘れ去っているのでしょう。
大統領・首長は、その区域でただ一人だけしか選ばれない「特別な人」です。その「特別な人」という優越感に酔っぱらって、政治家・首長としての適切な権力行使とは何かということまで意識が回っていないのでしょう。その「優越感」こそが、大統領制民主主義に潜む「独裁制」への罠なのです。
大統領・首長選で「敵味方の(感情的)対立を煽る」という手法は、一見、大統領・首長選になじむ手法に見えますが、民主主義にとっては「悪魔のささやき」に近い物があります。その意味において、「政治家」橋下氏は「悪魔に魂を売り」、「有権者を大統領制の罠に追い込んでいる」ともいえます。
橋下氏には「更地」にできる能力はあっても、「ビルを建てる」能力はありません。橋下氏の手法では破壊は効果的にできるかもしれませんが、建設はできないでしょう。それでは、せいぜい1期4年しか持ちません。その意味で、府知事の任期を全うせずに市長選に転身したことは「賢明」な判断だったと思います。同じ任期「投げ出し」の倉田氏の場合は、すでに15年以上池田市長を務めてきています(それ以前にも池田市議会議員を10年以上務めている)ので、事情が異なるとともに、「政治家」としての能力にも格段の差があるように見えます。
橋下氏は、政治家ではなく、「名物ワンマン経営者」の方が似合っています。
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