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- 腰抜け外務省
- 2009/11/29 05:36 PM
- 風流夢譚殿、
おっしゃる通り、これから政権の交代は頻繁に起こるでしょう。しかし、その政権の政策の根幹は
「如何に日本国の国益を伸長するか」
であり、政権交代の論点は「如何に」それを実現するかという方法論、或いはどこに重点を置くかという議論であろうかと存じます。
私が民主党に問いたいのは、
1.日本という国家の根幹を否定しかねない諸法案、政策を実現しようとする理由は何か?
2.なぜ、日本の安全保障の根幹たる日米同盟を弱体化しようとするのか?そして誰によってそれを補完しようとしているのか?
3.自民党は確かに供給サイドに立った政党でした。これに関しては私も議論のあるところであると思います。しかし、供給サイドのすっ飛ばして、いきなり補助金だ、助成金だといったところで、マクロ経済レベルの成長政策による、供給サイドの健全性が担保されない限り、今後も巨額の赤字国債でそれらの補助を賄わなければなりません。我が国経済の根幹たる企業群を立ち枯れさせて如何に我が国の経済を立ち行かせるのか?
4.時として民主党は「国連中心主義」を標榜されますが、国連が機能不全の状態に陥っているのは自明のことかと存じます。でありながら、国連中心主義を標榜するのは我が国の外交の根幹を誤らせるものと存じますが?
5.上記と同様、東アジアとの協調をやたらと強調されますが、東アジアはそのような平和な、かつ軍事力の背景なくして、十分な外交が出来る地域でしょうか?根本的な外交上の認識に誤りがあるように思われるのと同時に、彼らにつけ入れる隙を与えようとするのは、我が国の安全保障、治安の根幹を破壊しかねないと思いますが。
以上の点において、少なくとも私は民主党は政権政党として失格、或いはその任に堪えないと存じますが、ご貴見をお聞かせいただけないでしょうか。
- 風流夢譚
- 2009/11/29 07:48 PM
- 腰抜け外務省殿、丁寧な文章ありがとうございます。
何をもって「国益」とするかは極左から極右まで様々な意見があり、唯一絶対のものを見出すのは難しいでしょう。ただ今回の選挙で注目された「国益」は年金問題、貧困問題など、弱者救済こそ国益にかなうと国民は判断したのだと思います。
1.民主党の事務所に尋ねられたほうがより的確に答えていただける思いますが、私の意見では根幹を否定したほうが場合によっては国民は生きやすくなるのでは思っています。民主党は多分、根幹を否定しているとは思っていないでしょうね。
2.1と同様に民主党に直接尋ねられたほうがより的確に回答していただけると思いますが、私は思いやり予算の見直しや日米地位協定の見直しが「国益」かなうと思っています。それがすぐに弱体化にはつながらないと思っていますが。
3.実は麻生内閣の最後の1年の経済政策は間違いではなかったと思っています。民主党の経済政策は本予算からの実現を図るほうが今のマクロ経済の状況から判断してよろしかろうと今でも思っています。ドバイショックでより緊急対策が必要になりましたね。
4.国連は機能不全なのかもしれませんが、さりとてこれに代わる国際機関は今のところ見当たりません。中国がアフリカ諸国を味方につける外交政策を続けるなど日本の見方を増やすには国連がベターな舞台だと思いますがどうでしょうか。知識が乏しくこの程度の答えしかできませんが。
5.具体的な成果、たとえば中国との油田開発が進めば民主党政権は国民の信任を得るでしょう。しかし、領海侵犯等が頻発し、安全保障上国民が不安になるような出来事が多くなれば自民党が復権するチャンスを得るのではないでしょうか。いずれにしても具体的な外交上の出来事があって初めて国民は判断に動くと思います。私見では靖国問題が一服してよかったと思っています。
以上、答えになっていますでしょうか。
与党という立場である以上批判や検証を受けるのは当然ですが、自民党など保守政党支持者の方々は政権奪回のために一般国民にどのように訴えていくつもりなのでしょうか。支持拡大のために理念の再構築が必要なのでしょうかそれともこのままでよいのでしょうか。民主主義発展のために自らを見直すエントリーを期待しています。
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