[2] 「アンカー」東谷暁氏が解説“報道されないTPPの真実”(2)終

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あきれた若旦那
2011/02/21 09:00 PM
もうひとつ、TPPにより金融サービスが自由化されることの危険性についても語ろう。

現在郵政民営化が進んでいる。
このまま民営化が進めば近い将来、日本郵便の株もその大部分が民間に売却されることになるであろう。
※郵政民営化はアメリカの年次要望書に入っているのは有名な話。

ここでTPPに加盟し、金融サービスが自由化されるとどうなるか説明しよう。まず、アメリカの金融の大手が日本郵政の株を買い集める。次に、株主として預貯金の資産運用に口を出してくる。現在はその運用を殆ど国債で担っている。実はこれも問題があるのだが割愛する。もっと利率の高い資産運用をしろと。なぜなら、元財務官僚の高橋氏曰く郵便貯金はその高い利子のため@10年程で破綻するそうである。なので、アメリカの金融会社はアメリカの利率の高い商品を買えと圧力をかけてくる。このままでは我々株主が損をするではないかと。

かくして、第二のサブタイムローンが発生し資産運用に回されていた預貯金が紙くずと化す。今、アメリカの主要産業のひとつは金融サービスである。あの手この手でリスクの高い商品を売りつけるのは確実である。なにせ会社は株主のものだそうであるから。

結果数兆から数十兆の損失が計上され、それを税金で補てんすることになる。これが数年後毎に繰り返されるだろう。

ここでも新自由主義の人間はこういう言うに違いない。「商品を買ったのは日本郵政の社員でしょ、だったら仕方ないじゃん。」

高々外需産業の関税数%がなくなるだけのメリットで、(その効果も為替の変動には焼け石に水状態なのに)
危険なアメリカの金融サービス商品を買わされて数年毎に数兆から数十兆の損失が出るリスクを背負わされるのもTPPの側面のひとつである。

近い将来、日本郵政の株が売りに出たらNTT株の様に値上がりは確実である。アメリカ様が買い占めるから(笑)
腰抜け外務省
2011/02/21 10:19 PM
Ovf殿

>労働生産性、競争力の向上を図れば、必然的に供給力が増大するのではないですか? 

私が申し上げているのは労働生産性の向上による、付加価値の増大です。

>自由貿易や競争力の強化は、いつの時代いかなる状況でも通用する金看板ではなく、基本的にはインフレ対策であるということを思い起こすべきでしょう。

恐れ入ります、自由貿易とインフレの関係性を明確にして頂けますでしょうか?(インフレ時に輸出が増えれば国内の供給不足が加速されるのでは?)

若旦那殿

>グローバル化=常に正しい

いつ誰がグローバル化などと言いましたか?私は貿易の自由化を主張しているだけですが。

また、私は日本の農業の強化を図るべしと何度も申し上げているのですが、ご理解を戴けていないようですね。

私は日本はより外需依存度を高めるべきであると考えています。即ち、他国に市場を開放してもらう代わりに、自国も市場を開放する。相互主義として当然のことではないでしょうか。

ただ、前にもコメントしましたが、丸裸になる必要性はありません。しかし、これまでの日本のFTAに関する協議を見る限り、農業分野が常にネックになる。従って日本の農業分野の競争力の向上を図るべきである、と申し上げているのですが。

高尾殿

私はTPPに参加せよと一言も言っておりませんが。一般論として自由貿易を推進するべきと申し上げているのですが。ご理解頂けませんか?

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