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- やじうま
- 2015/05/20 10:48 AM
- >また、既得権益、老害という賛成派の声も多かったですよね。既得権益って何でしょうね。
既得権益とは「大義名分を持たないのに、それが当たり前になってしまっている権限と金の使い道」でしょう。
民主党の場合は、選挙で勝って大義名分を得ましたが、その中で自分達が打ち出したマニュフェストという大義名分が全て嘘だと分かってしまい、結果として権力を振りかざしただけで終わってしまったから批判されただけです。
私は民主党には入れませんでしたが、それでもマニュフェストのいくつかを実現させていればもう少し評価はしていたと思います。
橋下さんの場合は公約や政策を実現させ大義名分を守って来た上で、さらにそれを実現する上で必要だと打ち出したのが都構想です。
民主党のように大義名分を疎かにしてダメなまま終わった政党と比べるのはあまりに筋が違います。
橋下徹という人物は、反対派から見ても発信力、説得力でも催眠術でも何でも良いですけど、他の政治家に比べて人に訴えかける力が傑出した人物であったことには異存はないと思います。
今回の選挙は、そういう人物が600回を越えるタウンミーティングで2時間近く訴え政策の意義を説き、市民の賛同を得ていくよりも、相手方の意見にはデマで対抗し、高齢者を始めとする弱者を腫れもの扱いにする発言に終始し、そして選挙は組織票を固めて戦う方が強いということを如実に知らしめました。
もし橋下さんが僅差で勝っていたとしてもなんですけど、政治活動のコストパフォーマンスや必要とされる能力で考えても、後者のほうが遥かに効率的なやり方であることは明白なんですけどね。
そう考えると確実に選挙に勝つためには後者の戦術を取らざるを得ないんですよね。
別にそれ自体を悪いことだと決めつける気はありませんけど、夕張やギリシャの例を見る限り、その方法は破綻と常に隣り合わせです。
だからこそ自民党の様な老人と組織票を支持層の中核とする政党ですら改革を推進せざるを得ない訳なんですけどね。
今回の都構想住民投票は選挙区の改変を含んでいることから、おそらく議員では出来ない、そして市民が最大の権限を及ぼせる稀有な投票でした。
既成政党がこれに勝ってしまったことは既成政党にとって本当に良かったのでしょうか?
私はもう少し橋下徹と言うエンジンを使って出来るところまで政治を進め、その後既成政党が何らかの収束を図る
のが最も多数の府民、市民、そして既成政党や政治家にとって最も良い結末だったと思っていましたので今回の結果は残念でなりません。
今後の動向でどうなるかはわかりませんが、私はとりあえずのところ維新を支持しようかと思っています。
とりあえずは松井知事と柳本さんがどう動くのかを注視して行きたいと思います。
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