Comments
- ふゆ
- 2008/10/25 06:17 PM
- 唯一の被爆国として核なんて恐ろしい兵器は出来れば持ちたくありませんが、北朝鮮の核の脅威がこのまま放置され、日本に降り注ぐのであれば、持つ事も考え、議論や研究はしても良いと思います。
条件付き賛成です。
- 腰抜け外務省
- 2008/10/25 06:56 PM
- マリコさん、
私は核武装の議論には大賛成です。安全保障の議論において、いかなるタブーや予断をも持つべきではないと考えます。
先にも書きましたが、私は日本の核武装にはあまり賛成ではありません。というのは核武装以前に通常戦力の充実を図るべきであり、日本が当面警戒するべき危機は通常武装の充実で対処可能であると考えるからです。
日本の核不拡散の働きを評価するのは、理由は3つ。
1、第3世界に核が拡散し、地域紛争などでお気軽に使われるという事態を防ぐため。
2、何かの間違いでテロリストの手に渡ると困る。(抑止と報復の手段が無い)
3、日本が核武装した際に、核武装をしている国家は少なければ少ないほど効果的である。
という理由からです。しかし別に日本の核不拡散の働きを無条件に評価している訳ではなく、せいぜい「結果はともかく努力は評価できる」という程度の評価です。
なぜならば、日本の努力の結果として核放棄に至った国は一例としてありません。「戦略的互恵関係」とやらにある中国の核弾頭を一発でも減らすことに日本は成功したでしょうか?
アメリカはリビアの核開発を放棄させ、イスラエルと共同でイラクの核開発を阻止しました。実績のない努力は単なるおしゃべりです。私の日本の核拡散に対する評価は、繰り返しになりますが、おしゃべりに参加していることに対する評価です。
現実問題、核の不拡散に最も力を入れているのは、既に核武装をしている国家であり、その動機は「核の悲劇の防止」などという善良な動機ではなく、「核の寡占」を目的としたものでしょう。日本が同種の努力をしたとしても誰からも非難される筋合いはないと思います。(すなわち日本の核武装の議論と、核不拡散の努力はなんら矛盾しない。)
日本の核武装の実現性ですが、十分に可能であると考えます。例えばイスラエルに委託生産すれば核弾頭だけは手に入れられるでしょう。後は目標への運搬手段だけの問題です。
外部に委託しなくても、日本の技術を持ってすれば、十分に実戦レベルの核兵器を作れるでしょう。
問題は政治的決断の有無、可否であり、その政治的決断の背景となる国家戦略、国防戦略、そしてその戦略的決断の背景となる情勢分析がどのようなものになるかだと思います。
私の情勢分析はまだ核武装の必要はないし、日本の国家戦略のピースとしても必要では無いというものです。
ただし情勢は常に変化しています。議論は不断になされるべきです。
長文失礼しました。
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