[2] 「アンカー」守屋前事務次官の証人喚問を分析

Comments


KWAT
2007/11/01 12:03 PM
>> 基地じゃなく普通の空港(名古屋空港)で、というのにも驚いたし、乗員が自衛官じゃなくて三菱重工業の社員っていうのにもちょっと驚いたんですが。

 カツカツさんのresにもあります通り、IRAN後のメーカー(三菱重工業=MHI)側テスト飛行時の事故ですので、パイロットはMHIの社員となります。MHIの名古屋航空機製作所(名航)は名古屋空港に隣接してますので、名航で作られたり整備されたりした飛行機は名古屋空港を使って離着陸します。ついでに言えば名古屋空港は航空自衛隊小牧基地でもあります。

 いうなれば車検の時に自分のクルマをディーラーに預けておいて、ディーラーの人が試験走行をしてたら事故りました、みたいなもんですか。

>>まさかここで中国が出てくるとは……!?

 海自が持っている補給艦と同レベルのことができるフネを持っている国は限られてますので(もちろん中国は入っていません)、中国海軍がただ一度だけ夜間給油訓練を行って上手くいったからといって、すぐに中国海軍があの海域に進出して海自の穴を埋める、なんてことは非現実的でせう。
らっこ
2007/11/01 09:38 PM
くっくりさま、いつもありがとうございます。
KWATさま、
事故を起こした三菱重工業の社員は元自衛官で戦闘機のパイロットだと報道がありました。(by フジ系)
その後、事故直前の映像が流れましたが
本当にちょっと浮いて失速でしたね・・・
軍事評論家のいさく氏によれば、
運転ミスではなく、コンピュータ系統の不具合と申されておりましたが、
事故機のパイロット(三菱重工社員)は運転ミスと証言したそうですね。
本当のところはどうなのでしょう???

テロ対策特別措置法が期限切れとなった昨日、最後の補給を行った自衛隊補給艦へのパキスタンからのメッセージです。

http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/1101c.html
独立自尊
2007/11/02 12:06 AM
>虎寅さん

>自分は派閥領袖ってのは山拓かと思ってました。

 わたしも「派閥領袖クラスの大物」って、山拓かと思いました。根拠があってのことではなく、単なる希望的観測なんですが。「山拓かもしれない」というより、「山拓であって欲しい」という心境です。

 それはさておき、本題。アンカーと、ラジオ番組(青山さん毎週出演のローカル番組)の解説を聞いた限り、今回の件は2つの案件に整理して考えるべきだと思います。

A守屋氏個人の醜聞……その一つに防衛庁長官経験者も同席した接待
B次期輸送機(CX)選定における贈収賄事件……政治家の内偵捜査対象は、派閥領袖クラスの大物と防衛族の現職議員(この人は青山さんも直接面識のない中堅議員らしい)。ついでに言うと、このうち1人は自分が内偵されていることに勘づいているらしいです。

>自分は番組は見ていないがこれは素直に読めば接待が選定につながった、つまりは同一人だという話の流れだと思います。

 ご指摘いただいた該当部分を読むと、確かに同一人だという話の流れにも解釈できるんですが。論旨全体を考慮すると、やっぱりAの防衛庁長官経験者と、Bの派閥領袖クラスの大物は別人ではないかと。(もちろん、本当に別人かどうかではなく“青山さんの見解では”という意味です。念のため)

 というのは、守屋次官時代の防衛庁長官・防衛大臣5人のなかに「派閥領袖クラスの大物」は明らかにいないと思われます(N中・山拓クラスって、いないですよね)。それに、Aは1人(防衛庁長官経験者)ですが、Bの捜査対象は2人(大物と中堅議員)と言ってますし。ちなみに、この2人は最後まで捜査リストに残っている人物らしいです(捜査対象はもっとたくさん居て、青山さんも色んな人の名前を聞いたとのこと)。
 つまり、必ずしも「接待が選定につながった」と言っている訳ではないかと。
 例えば、N賀(仮名)元防衛庁長官が接待をうけただけでなく、CX選定の際、巨額の賄賂を受け取って便宜をはかったと仮定すると……。守屋氏は証人喚問でかなり危ない橋を渡っていることになります。なぜならAで政治家をほのめかすことは、B贈収賄事件の捜査に直結することになるからです。これは(あくまで青山さんの解説ですが)守屋氏の意図(=Aは認め、Bは否定)と齟齬をきたすことになります。

 なので、東京地検は守屋氏が明らかにした「接待の問題」で終わるつもりはない。それ以上の疑獄事件=CX選定をめぐる政治家・官僚の贈収賄事件にまで発展するかも、というのが青山さんの見解だと思います(ただし、青山さんも「ひょっとしたら立件できるかも」という保留つきですし、現段階では起訴までいくかどうか微妙らしいです)。
 以上のように考えると、同一人ではないという話の流れが自然ではないかと思われます。
 長文、大変失礼しました。

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