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- すぷー
- 2017/12/04 01:35 AM
- >三橋貴明
>「アメリカとしては日本が弱いままの方がいいわけですよ」
この人、このような言い方すること多いような気がしますねw
まあこの言葉"自体"は間違いではないでしょうが。
アメリカ(政府・国防省)は、日本に限らずアメリカ以外の国がアメリカに対抗できる力を持つことを嫌います。
これはアメリカという国の安全保障の問題であり、それは現在の北朝鮮問題を見ればわかると思います。
これは敵か味方かなんて関係ありません。
戦後には、同盟を組んだイギリスの海軍力さえ無力化したアメリカですしね。
イギリスの海軍力を無力化したことで、通常戦力でアメリカに攻めてこられる国は存在しなくなり、アメリカが戦争で勝利出来ないのは、アメリカと同等の核兵器を持つソ連-ロシアの核戦力、つまりこの国との核戦争だけとなってしまっています。
そんな中、特定の国をアメリカに対抗できるほど強くしたいと思うでしょうか?
>「だからその、まともな、かっこいい戦争戦ったなんて歴史は絶対認識しちゃ駄目なんです、日本国民」
先の大戦に対する認識はアメリカ国民の纏まりに一役買っています。
そして自分たちが正しかったということは、アメリカ国民の自信の表れの根源ともなっているでしょう。
そして実際に戦った人たちにしてみれば、これをいきなり否定されることに反発を覚えることは容易に想像できます。
これらを考えれば、アメリカが歴史認識を簡単に変えたくないというのは理解できるのではないでしょうか。
これら二つは、前者は安全保障の問題であり、後者はアメリカ人の心理的な問題です。
三橋氏はこの別々の問題を一連の問題のように認識しているようです。
その理由は…まあ想像できますが。
あの人、ホサ官と自称していた中野剛志氏の影響を受けてますが、その中野剛志氏の師匠は評論家の西部邁です。
そしてその西部邁は物事を文化的にしか考察出来ないのではないかとしか思えない人なのですよね。
具体的に言えば、軍事的な考察が入っていないんです。
だから西部邁の書くことは文化的視点からのものばかり。
これで考察された歴史認識の影響をいくらか受けているとするならば、これら二つの問題を一連に扱ってしまうというのも理解出来ないこともないですけど。
ついでに言えば、三橋氏の意見に同意している藤井聡氏も西部邁と師弟関係にあるので、三橋氏の意見に賛同するのも不思議ではありませんね。
ちなみに他にも西部邁と師弟関係にあるのは自民党議員の西田昌司氏がおり、小林よしのり氏は西部邁の歴史認識の影響を受けている時に、殆ど全てを人種対立・文化対立で表現した、あの戦争論を書いていますね。
(続きます)
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