[2] 秋の万葉集と兵隊さんの思い

Comments


こがらし
2009/10/11 06:35 AM
くっくりさん、素敵なエントリーありがとうございました!

NHKはいろいろ問題がありますが、「日めくり万葉集」は受信料払うことを納得できる番組だと思います。

「万葉集」はほんとに日本人として大切にしたいものだと思います。
2009/10/11 06:56 AM
当時は明日会えるか会えないか
わからないから恋愛が成就してたなんて三島由紀夫が言ってた覚えがありますね。
おれんじ
2009/10/12 01:50 AM
くっくりさん、素敵なエントリー有難うございます。

日本人でありながら万葉集に全くうとい私は恥ずかしい限りです(赤面)。

私も戦争の時代には戻りたくありませんが、昔の世代の方々の教養の高さには感動を覚えます。万葉集を持って戦地に行かれたとは!特攻隊の方の遺書には最後にラファエロの聖母子を見たいと書かれていたそうですし、わが身を振り返って何とも恥ずかしい思いで一杯です。

ドナルド・キーンさんは戦争中、日本軍の暗号解読に従事していたのですが、退屈な仕事が不満で、解読した情報を「大仰な古典文学調」に訳して叱責されたりしていたとの事。

ある日、渡された書類の中にボロボロになった日本人兵士の日記を見つけ、読み始めます。

日記は所々血で汚れており、ガダルカナル島で戦死した兵士のものである事が分かります。

その日記では島のことを「飢島」と呼んでおり、彼の体験した困苦の凄まじさにキーンさんは圧倒されます。

一方、アメリカ兵の手紙は母親のことや日常のありふれた内容ばかりで、この大きな違いが戦後も頭から離れなかったそうです。

その後、オーティス・ケーリ氏と共に日本人捕虜の尋問を担当する事になるのですが、ここで初めて日本人と音楽や文学など共通の話題で盛り上がる事が出来て大変嬉しかったそうです(ケーリさんは日本育ちなので同郷の捕虜と地元ネタで盛り上がる)。

ただ日本人は「生きて虜囚の辱めを受けず」と教育されていたせいか、捕虜になると母国には帰れないと思っていたようで、情報についてはあっさり喋って拍子抜けしたそうです(汗)。

毎度の事ながら、蛇足のお話で失礼しました。
八目山人
2009/10/12 10:11 AM
家には万葉集が有りますが、通読した事は無く、有名な歌しか知りません。
以前万葉集を研究しておられる方が、防人の歌をピックアップして、解説してくれました。
今の我々とほとんど変わらない感情表現が、多々有りました。

東国から九州に、防人として行っている兵士の気持ちなど、現代の単身赴任者の気持ちに近いでしょうか。

日本という国は、何千年も民族が繋がっているのだなあと思いました。

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