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- DUSK
- 2007/11/25 07:33 AM
- いつも、有益な情報をありがとうございます。どんなに気を付けていても、これほどの情報をアップしていれば、疲労が溜まってしまうと思います。まずは、しっかりと休んで体力を回復してください。
この捕鯨のニュースを見た時は、また、いつものことかと気にも留めませんでした。まさか、ラッド党首が、よりによって親中派だったとは思いもよらなかった。知らないということが、どれほど恐ろしいことなのか、改めて痛感させられます。
この問題は、捕鯨だけの問題だけではなく、まぐろ等の水産資源を巡る日本vs中&豪の全面戦争に突入しそうですね。これまでは、日・中・豪の三すくみによる水産資源を巡る綱引きだったのが、完全な対立構造になるかもしれないなんて夢にも思いませんでした。それでなくても、日本は、同じ買い手として中国より劣勢っだったのに、これで中西部太平洋の水産資源を中&豪に牛耳られるのではないかと心配です。
それにしても、まさかこのような形で、もう一つとは別に、農林水産省にエールを送る理由ができるとは思いませんでした。もう一つというのは、先日、「自民党が、お米の生産調整を守らなかった農家に対する罰則を設ける法律を検討している」というニュースが載っていました(朝日新聞11/22付)。もっとも、農水省の官僚は抵抗している様ですが、福田政権は何を考えているのやら? ただ、赤城さんが、ばんそうこう事件で袋叩きにされた時に、「マスコミは日本の農業を潰したな」と思いながら見ていました。そして、こうなることは、その時に分かっていました。でも、こんな時期にそんなことを言わなくてもいいです、まったく!
ともかく、この2つの問題では、農水省の官僚にエールを送ります。
- カイワレ
- 2007/11/25 07:33 AM
- 12月頃にあちらで議会が召集されるので、本格的に日本に影響を及ぼすのは来年以降からでしょう。
ハワード政権は経済面に光るものがあり、財政収支は98年以降(01年は除いて)黒字転換させ、失業率も4.3%、GDP成長率も堅調と、オーストラリア国民にとっては満足のいくものではないでしょうか。労働党政権になっても、経済政策ではこれをほぼ踏襲するものになるのではないかと思います。
労使関係での差異はあるものの減税対策でも両陣営大差はないし、それより専ら、外交方針・政策での変化はあり得る事と思います。くっくりさんのエントリーでも記されている通り、中国系移民の増加で中国と懇ろになる事が予想されています。また、ラッド党首自身が、大学で中国史・中国語専攻、外務省に入省後、中国大使館に勤務、プライベートでも中国色が強いですね。
ただオーストラリアは、アメリカとの関係を重視してきたので、親中の申し子・完全なる中国の舎弟となる事はないのでは。労働党の公約によれば、イラク撤退は段階的ですし、一方でアフガンには兵員を増派するし、又、対米重視もあるので、アメリカと中国の兼ね合い、局地的には親中という事があると思います。
しかし日本の影響力低下は否めません。日豪安保や日米豪戦略対話は引き続き維持にしろ対話を図るなりして、経済面でも更なる関係強化を図るべきでしょう。
日本の鉄鉱需要はオーストラリアから約6割が供給されています。長年のオーストラリアとの取引実績、開発協力で磐石と言えますが、ここ最近、中国がオーストラリアへ鉄鉱石確保の触手を伸ばしてきています。日本はこれまでの関係にあぐらをかく事無く、中国の進出→鉱物市場の活況と位置づけて、更なる権益確保に励むのが良いと思います。
更に、オーストラリアでは甚大なる旱魃に悩まされています。水不足は深刻で一部地域では、畑に地割れが生じたり、灌漑農水の供給停止を検討、穀物生産は平年の2〜3割減(個別では6〜8割減)、畜産農家では痩せ細った家畜を次々と射殺、自身も自殺、水道水が枯渇し下水を再利用する検討と惨憺たる現状です。これに対して政府は財政支出等対策に乗り出していますが、甚大な事から心許ないです。
そこで、日本としては、資金援助や環境技術支援を行い、これまた関係の強化を図るべきです。
捕鯨船というシャラクサイ問題がありますが、これらによって関係強化、いわば、全体的な利害関係を絡める・強化する事によって、一つの問題が必要以上にこじれないように仕向けるのが良いと思います。オーストラリアの内と外から主張すると共に、ある程度の捕鯨の自粛をチラつかせてカタをつけられれば。
親中路線を指をくわえて見守るのも癪ですし、オーストラリア国内に日本の足場・影響力を強めるのが急務と存じます。
まあ、日本とオーストラリアは同じ民主主義国家ですが、他国であり、もともと中国に対する姿勢には温度差があります。今後、一喜一憂はあると思います。
お風邪を召した様で。ここ最近、寒いですね。このコメントを書き込む時でさえ、ガタガタと震える指でカタカタと、ガタガタな内容になってしまいました。
なるべく、部屋を暖かくすると共に、こまめに水分を取って養生なされるのが宜しいかと思います。
お大事に。
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