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- はなしのぶ
- 2015/10/31 09:59 AM
- いつもromばかりですが、毎日欠かさず拝読して勉強させていただいております。今回は初めてのコメント投稿です。
年齢もくっくりさんと同じですので、親近感を勝手ながら抱いております。
今朝は心が洗われるような記事をありがとうございます。
当方、生まれも育ちも北海道で言わずと知れた「道新」を購読しています。
道新の読者の声欄には載る事がないような投稿の数々、とても新鮮に映ります。これからもぜひ、折にふれて紹介していただければ幸いです。
こちらでは雪もちらちら…という季節になりました。
くっくりさんも時節柄、ご自愛ください。いつも応援しております。
- 西
- 2015/10/31 08:41 PM
- 戦前、戦時中、戦後直後、こうした逆境の時代を生き抜いてきた人達は、既に80近くかそれ以上の年齢の方達ではありますが、現代の自分達よりも、遥かに精神的に身体的にもタフであるという事を、自分自身も身に染みて感じています。
なぜならば、彼らは「やるしかなかった」からだろうと思います。やらなければ、激動の時代を生きていくことなど、できませんでしたから。
だから、戦後奇跡的な復興を遂げ、そして経済、産業を成長させることができたのだろうと思います。
その過程には、もちろん紆余曲折(公害問題や学生運動など)もありましたし、復興と経済発展もアメリカのおかげの部分もありましたが、祖父母の世代の負けん気に近いような力が無ければ、あの状態からあれだけの復興と成長を遂げるのは難しかったのではないかと思います。
しかし、経済的成長が行き詰まり、停滞している時代ほど、「やるしかない」という気持ちが弱くなる傾向が強くなりがちです。
ある意味幸せなのかもしれませんが、別の味方をすれば危機感が無いという事になります。
私たちは、今は(昔に比べれば)豊かな生活ができていますが(もちろん格差の問題もありますが)、こうした財産などを築き上げてきたのは、私たちの祖父母の血のにじむような努力があったからであり、天から勝手に降ってきたようなものでは無いという事に気付かなければなりません。
社会は今後どうなっていくかは分かりません。しっかりとした長期的な見方ができなければ、日本が即座に地に落ちる可能性だってあります。
今の日本に欠けているのは、こうした「やるしかない」という負けん気根性だろうと思います。祖父母の世代を尊敬、敬愛する事がいかに大切か思い知らされます。
歴史教育がいかに大切か思い知らされます。
我々の祖先が、多くの血と汗と涙を流して守り抜いてきた伝統と文化と財産を、私達が後生に受け継いでいかなければならないという使命感でいっぱいになります。
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