[2] (続)麻生副総理発言捏造報道に怒り!メディアや官邸にメールを!「ザ・ボイス」より

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hydrate methane
2013/08/03 03:43 AM
くっくり様、お疲れ様です。青山さんが『ザ・ボイス』でも引用した朝日新聞の「麻生副総理の憲法改正めぐる発言要旨」は、重要な部分がカットされていますので、8/1の『報道ステ―ション』で放送された実際の音声から書き起こしました。




<以下、実際の音声より書き起こし>
一番最初に申し上げたい
ウッワァ〜となった中で、狂騒の中で、狂乱の中で、騒々しい中で決めてほしくない。
ちょっと皆さん、良く落ち着いて、我々を取り巻く環境は何なんだと、この状況をよく見てください、という世論というものの上に、憲法改正というのは成し遂げられるものなんだと。
そうしないと、間違ったことになりかねないと、いうことを思うわけです。

最後に、僕は今、3分の2っていう話が良く出てくるんですけど、じゃあ伺いますが、ドイツは、ヒットラーは、あれは民主主義によって、きちんとした議会で多数を握ってヒトラーは出てきたんですよ?
ヒトラーと言えば、いかにも軍事力で(政権を)取ったように思われる。
全然違いますよ。
ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから!
ドイツ国民は、「ヒットラーを選んだ」んですよ?
間違えんで下さいね、これ。
そして彼は、きちんとワイマール憲法という、当時ヨーロッパで最も進んだ憲法下にあって! ヒトラーは出てきたんだから。
だから常に、憲法が良くてもそういったことはあり得るということですよ。

だからここは、よくよく頭に入れとかないといけないんであって、私どもは、「憲法はきちんと改正すべきだ」と、ずっと言い続けて来てますけれども、その上でこれをどう運営していくかって、これは、かかって皆さんが選ぶ、投票する議員の行動であってみたり、また、その人たちの持っている見識であったり、教義であったり、そういったようなものが最終的に決めていくんだ。

(番組による中略)

僕はあの4月の28日、忘れもしません4月の28日、昭和27年。その日から、「今日は日本が独立した日だから」と言って、月曜日だったかなあ、靖国神社に連れて行かれましたよ。それが私が初めて靖国神社に参拝した記憶です。
それから今日まで、まあ結構年くってからも毎年1回、必ず行ってると思いますけど、といったようなもんで、行った時に
わーわーわーわー騒ぎになったのは、いつからですか、これは?
昔はみんな静かに行っておられましたよ。
各総理大臣もみんな行っておられたんですよ、これは!

いつから騒ぎにしたんですか。
マスコミですよ!(ダン!と机をたたく音)
違いますかね?(会場から拍手)

僕はそう思う。いつのときから騒ぎになった。と私は。
騒がれたら、中国も騒ぐことにならざるを得ない。
韓国も騒ぎますよ。

だから、静かにやろうや(会場から笑い)、と、いうんで、憲法もある日気づいたら、ドイツの・・・さっき話しましたけれども、ワイマール憲法がいつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ?
誰も気づかないで変わったんだ。

あの手口学んだらどうかね?(会場から大きな笑いと拍手)
もうちょっと、わーわー騒がねえで。

本当にみんな「いい憲法」、これが・・・言って、そういうみんな納得して、あの憲法は変わってるからね?
だから、ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんし。
しかし、私どもはこういったことは、重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めないでほしい。
<書き起こしここまで>




まとめてみます。

■朝日新聞の発言要旨は、麻生副総理のマスコミ批判部分をカットしている。
■麻生副総理の「ナチスの手口学んだらどうか」

■麻生副総理の発言要約
(1)憲法改正のような重要な問題を狂騒や狂乱、喧噪のなかで決めてはいけない。
(2)なぜなら、落ちついて環境や状況を見極めた上での世論でないと、間違った結果になりかねないからだ。

★(3)その(狂騒や狂乱のなかで落ちつかずに決めた間違った結果の)実例が「ナチスとヒトラー」だ。
   ※ナチスの「否定的な例示」であり、マスコミが流布しているような肯定的な例示ではない。

(4)ドイツ国民が民主主義的な選挙でナチスやヒトラーを選んだことを忘れてはならない。
(5)良い憲法があってもこういう失敗はあり得る。
(6)憲法を改正しても、その運営は国民の投票する議員の見識や教義などによって最終的に決定される。
(7)昔の歴代総理の靖国参拝は、誰も騒がず静かに行われていた。

★(8)いつから(誰が)騒ぎだしたのか? (日本の)マスコミだ!
    ※朝日新聞の発言要旨はここをカットして隠蔽。騒ぐ(喧噪や狂乱を起こす)=マスコミ。

(9)日本のマスコミが騒ぐから、中国や韓国も騒ぐのだ。
(10)だから「静かにやろうや」ということで、ナチスは誰も気づかないうちにナチス憲法に作り変えた。

★(11)(マスコミは)もうちょっとわーわー騒がずに、このナチスの「静かな」手口(を/から)学んだらどうか?
    ※この「学ぶ」は(3)でナチス=「否定的な例示」なので「反面教師として教訓や知恵を得る」という意味。
    ※「肯定的な例示」なら「真似すべき教師としての例示」
    ※「否定的な例示」なら「真似をしてはいけない反面教師としての例示」(=ナチス)。
    ※そもそも(8)で示されている通り、主語は自民党や安倍政権ではなく「マスコミ」である。

★   ※だからマスコミは(8)の部分を隠蔽またはわざと解説しないことで、麻生副総理の発言を歪曲している。

(12)ドイツ国民はみんな「(ナチス憲法は)いい憲法だ」と納得して、憲法が変わった。
(13)(そのような間違った結果になりかねないので)民主主義を否定するつもりはまったくないが、喧噪のなかで決めないでほしい。




実際の音声を聞けば、麻生副総理に「わーわー騒がないでナチスの失敗に学べ」と言われているのは、日本のマスコミなのは明らかです。

また、上記のとおり、麻生副総理はきちんとナチスを否定的な例示として使用していますので、何が問題なのか、さっぱり分かりません。

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