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- Naga
- 2013/05/04 04:15 AM
- 国民投票の過半数というのは投票数者の過半数、有権者の過半数どちらなんでしょうか?
投票数の過半数ということをはっきりしとかないと揉めそうです。
- Sgi
- 2013/05/04 05:36 AM
- >>Nagaさん
『第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。』
「投票において」ですから、「投票者数の過半数」ですね。
あと、「三分の二」から「二分の一」にすると『硬性憲法』ではなくなってしまうという屁理屈を言う人がいるのですが、自民党案でも「総議員の二分の一」ですから、十分に硬性憲法だと言うことができます。
具体的には、定数(総議員)450人の議会があったとして、総議員の三分の二だと300人、二分の一だと225人の賛成が必要ですが、法律の場合は定足数(1/3)の過半数なので、最低だと76人に成立する可能性があるのと比べれば、かなり厳格な要件と言うことができます。
こういう詭弁に騙されないようにしなければなりませんね。
- kubanda
- 2013/05/04 06:55 AM
- これは非常にわかりやすいですね。ありがとうございます。
私なりに今回の改憲問題のキーワードをまとめてみますと、
【 立憲主義 】【 硬性憲法 】【 国民主権 】
の3つかな? と感じています。
特定マスコミの論調をざっくりと表現しますと、
「平和主義と立憲主義の危機である!戦争できる国にしてはならない!」
と、まあ、こんな感じですね。
しかし平和主義と立憲主義の危機という言い方はそもそもが間違いです。
宮崎氏がここで言っているように、憲法というのは、
「日本国民が日本国の大前提を決める」ということであり、
それが権力者の暴走を抑制する働きも持つよ、ということであります。
日本国民の総意が、平和を願わないということはありえないんですね。
しかしマスコミはあたかも、「安倍政権が独裁者のように憲法を変えられる、
平和主義の前提をも変更できるんだ」・・・みたいな言い方をしている。
国民に対して、正しい説明をハナからしようとしていないんです。
硬性憲法というのは要するに、普通の法律のようなレベルで変更できない
システムを持つ憲法のことを言いますが、
日本国憲法は、過去一度として変更されたことがありません。
ハードルが無茶すぎて、変更「出来なかった」のですね。
これは硬性憲法ではなくて、「不動憲法」と言うべきです。
今回、護憲派と言われる人の大部分が持つ真意は、「9条を死守したい」
ということ。 もっと言うと、自衛隊に対するイビツな枷を温存し、
日本の防衛力を制限したいという点にあります。
日本国憲法前文の有名な「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」
という点ですが、問題は、現在の隣国が、
「信頼できるような公正で平和を愛する諸国民」か?ということです。
状況に応じて決まりに変更を加えるというのは、当たり前ですが
「人間存在が決まりの上に位置している」ということです。
それに対して護憲派の大部分の主張は、あたかも日本国憲法が神のように、
日本国民の上位に君臨しているのだ、と言おうとしている。
彼らは、じつは、日本国憲法ではなくて、
単に、自分の意見を日本国民よりも上の位置におきたいのです。
これこそ本当の意味でファシズム的な姿勢だと言えるでしょう。
つい長文になってしまいました。申し訳ありません。
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