「アンカー」遺棄化学兵器処理めぐる汚職疑惑&東シナ海ガス田
■12/5放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ”
遺棄化学兵器問題キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
朝、新聞のラテ欄を見て思わずそう叫んでしまいました。
東シナ海ガス田問題もあります。
細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。
内容紹介ここから____________________________
(注:コーナーの前に、「守屋事件を“ほうふつ”防衛省の倫理ビデオ」というニュースが取り上げられました)
山本浩之
「額賀財務大臣の証人喚問は見送られましたけれども、守屋容疑者が逮捕されて、この問題、防衛利権の闇についてはまだまだ目が離せない状況が続くんですが、今日の青山さんのこのあとの“ニュースDEズバリ”はどのようなお話でしょう?」
青山繁晴
「今、ヤマヒロさんが言った通り、その防衛汚職もこれから拡大していくわけですけれども、実はもっと金額が大きくて、闇も深くて、そしてさらに、福田政権にとってはもっと直撃になるもう1個の闇が、実は残念ながらあります(フリップ出す)」
山本浩之
「『日中にも巨大利権の闇』……」
青山繁晴
「はい。これから年末にかけて、福田総理も、それから小沢さんも、我も我もと中国に行くんですけど、その中だからこそ、今日はこの話をいたしたいと思います」
山本浩之
「お知らせの後、青山さんの解説です」
(いったんCM)
…………………………VTR開始…………………………
今、政治家の中国訪問が相次いでいる。
まず、今月1日、北京を訪れたのは、高村外務大臣をはじめとする6人の閣僚たち。
高村正彦外相
「日中ハイレベル経済対話は、成功裏に終わることができました」
さらに高村外務大臣は、胡錦濤国家主席とも会談。
日中間の懸案となっている東シナ海のガス田開発で、今月か来月にも予定される福田総理の訪中までに解決することを要請した。
しかし、肝心の福田総理の訪中スケジュールは、ねじれ国会の影響からかなかなか決まらない。
それを尻目に明日、国会を抜け出して訪中するのは、民主党の大議員団。
小沢代表はじめ40人以上の国会議員が、大挙して中国へ押し寄せる。
それにしても、なぜ今、中国なのか?
実は今、日中間による巨大な利権が存在すると、青山は言う。
そこにあるのは、接待疑惑に揺れる防衛利権よりはるかに大きく深い闇。
福田政権をも揺るがしかねない巨大利権の裏側に、ズバリ迫ります。
…………………………VTR終了…………………………
日中対話路線の裏側で遺棄化学兵器の処理めぐる汚職疑惑・青山がズバリ
遺棄化学兵器問題キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
朝、新聞のラテ欄を見て思わずそう叫んでしまいました。
東シナ海ガス田問題もあります。
細かい相づちはカット、言葉尻など曖昧な箇所もありますが、それ以外はほぼ完璧です。
画像は“元祖たか”さんがUPして下さった映像(最後のリンク集参照)から、キャプチャさせていただきました。
各画像をクリックすると、新規画面で拡大します。
内容紹介ここから____________________________
(注:コーナーの前に、「守屋事件を“ほうふつ”防衛省の倫理ビデオ」というニュースが取り上げられました)
山本浩之
「額賀財務大臣の証人喚問は見送られましたけれども、守屋容疑者が逮捕されて、この問題、防衛利権の闇についてはまだまだ目が離せない状況が続くんですが、今日の青山さんのこのあとの“ニュースDEズバリ”はどのようなお話でしょう?」
青山繁晴
「今、ヤマヒロさんが言った通り、その防衛汚職もこれから拡大していくわけですけれども、実はもっと金額が大きくて、闇も深くて、そしてさらに、福田政権にとってはもっと直撃になるもう1個の闇が、実は残念ながらあります(フリップ出す)」
<キーワード>
日中にも巨大利権の闇
山本浩之
「『日中にも巨大利権の闇』……」
青山繁晴
「はい。これから年末にかけて、福田総理も、それから小沢さんも、我も我もと中国に行くんですけど、その中だからこそ、今日はこの話をいたしたいと思います」
山本浩之
「お知らせの後、青山さんの解説です」
(いったんCM)
…………………………VTR開始…………………………
今、政治家の中国訪問が相次いでいる。
まず、今月1日、北京を訪れたのは、高村外務大臣をはじめとする6人の閣僚たち。
高村正彦外相
「日中ハイレベル経済対話は、成功裏に終わることができました」
さらに高村外務大臣は、胡錦濤国家主席とも会談。
日中間の懸案となっている東シナ海のガス田開発で、今月か来月にも予定される福田総理の訪中までに解決することを要請した。
しかし、肝心の福田総理の訪中スケジュールは、ねじれ国会の影響からかなかなか決まらない。
それを尻目に明日、国会を抜け出して訪中するのは、民主党の大議員団。
小沢代表はじめ40人以上の国会議員が、大挙して中国へ押し寄せる。
それにしても、なぜ今、中国なのか?
実は今、日中間による巨大な利権が存在すると、青山は言う。
そこにあるのは、接待疑惑に揺れる防衛利権よりはるかに大きく深い闇。
福田政権をも揺るがしかねない巨大利権の裏側に、ズバリ迫ります。
…………………………VTR終了…………………………
山本浩之
「はい。民主党議員、小沢さんをはじめおよそ50人がですね、中国を訪問するため、明日、明後日の衆院本会議は、室井さん、中止なんだそうですよ」
室井佑月
「うん、中止にしてまで行かなきゃいけないことがあるの?それ」
山本浩之
「そこですよね」
室井佑月
「だから、さっき青山さんが言った利権が絡んでるってこと?」
山本浩之
「日中にも巨大利権の闇ということで、非常に気になるお話だと思うんですが、さっそくそれでは解説をお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、利権の話に行く前に、やっぱりこれから総理や小沢さんがどうすんのかというところから、まずきちんと見たいと思います」
村西利恵
「はい。VTRのおさらいになりますが、こちら、ご覧いただきましょう。政治家の訪中、最近のものからですが、今月の1日には高村外相らが日中ハイレベル経済対話に参加しまして、3日に胡錦濤国家主席と会談を行っています。そして明日から小沢代表ら民主党議員およそ50人が訪中予定。明後日、胡錦濤国家主席と会談予定となっているんですね。そして福田総理ですが、訪中の予定、これは今月下旬または来年早々にもと言われています」
青山繁晴
「ま、年末になるべく行きたいっていう福田さんなんですけどね。まずこの、福田さんが行く前に小沢さんがね、明日から大挙して行くってね、そして胡錦濤国家主席と、野党の党首なのに会っていただけるって話でしょう。これ、あの、国民の方が感じること、おそらく僕と同じだと思うんですけど、まるでですね、この、胡錦濤国家主席って、現代の中国の皇帝のような人にね、拝謁させていただく、先を争っているように見えますよね。総理の前に小沢さん、こうやって大挙して行きたいと。しかも国会を中断してまで行きたいというのはね。たぶん小沢さんにとってはそういうこと言われるのは心外で、きっと怒るでしょうけど、これ見たら、そう見えますよね。で、そういう、要するに、中国に擦り寄らなきゃいけない日本なのかなってムードの中で、高村外務大臣が胡錦濤さんと、これも外務大臣レベルなのに胡錦濤国家主席と会えたと。会談できた。これ久しぶりなんですけどね。日本の外務大臣が国家主席に会えたのは。これも皇帝陛下と会った時にね、その、何を言われたかは、だからこそ気になるわけですね。この時に、胡錦濤国家主席は実は大事なことを言ってて、今、VTRでもあった東シナ海のガス田開発についてね、『争いは棚上げにしましょう』というキーワード入ってたんです。棚上げって言葉ね。で、これが一番要注意なんです、日中の間では。というのは、一般的に何でも棚上げっていうと、先送りだから要注意ってことは一般論としてわかると思うんですが、このガス田については一般論ですむ話じゃなくて、ちょっと古い話で恐縮だけれども、1969年、今から38年前にですね、国連が報告書を、全く当時新しかった報告書を出しました。その報告書には、私たち日本の領土である尖閣諸島を中心とした東シナ海の海底には、まだ誰も触ってない油田とかガス田が開発できる見通しが強いということを、報告で出したんですね。それ、もう一回言いますが、1969年です。そのわずか3年後の1972年に、皆さんご承知の通り、当時の田中角栄首相が中心になって、つまり旧田中派が中心になって、日中国交正常化というのをやったんですね。ですから、当然、世界は、じゃあその尖閣諸島の問題はどうするんだと注目してたら、日中共同声明で一言も何も触れられてない、出てこなかった。それ、どうしてか。その真相はですね、『東シナ海、ガス田その他の問題は30年間ほど棚上げにしましょう』、棚上げという約束を交わしたから、日中共同声明には何も出てこなかったわけですよ。じゃあその30年間、実際何が起きたかというと、日本は実際に棚上げにしてしまって、とにかく目の前の油をサウジを中心とした中東から買うだけ。中国は試掘、採掘を30年間ずっと行ってきて、今、すでにもう実用段階に入ってるわけです。で、その証拠の写真をちょっと見ていただきたいんですが」
青山繁晴
「はい。これ、実は私と私の部下の研究員たちで、海上自衛隊機でこの、実際にこれ、中国のガス田なんですが、そこに行って、このように、この写真でわかると思いますが、非常に近くを飛んでもらって、それを確認しに行ったんですね」
村西利恵
「自身で撮影されたものですね」
青山繁晴
「ええ。ま、正確に言うと、私とうちの研究員が共同し撮影したということなんです。これ、ま、あの、機内で撮影に成功した後の写真なんですけどね(画像の右下を指しながら)。皆さんね、ちょっと注目してほしいのは、これなんです(炎の部分を指す)。これ。で、これがもうちょっと大きくわかる写真出して下さい」
青山繁晴
「はい。これ、さっきちらっと見えてたこれ(炎の部分を指す)、これ、フレア、炎なんですが、要するに、こっから下に掘削してですね、海底から天然ガスを吸い取ってるわけです。で、その吸い取られた天然ガスは日本側の、中間線から日本寄りの日本側のガスもこれで吸い取られてるわけですが、これを見てですね、私もうちの研究員もぎょっとしたのは、我々いちおうエネルギー専門家ですから、専門家のはしくれなんで、これの意味すること、わかるんです。これはすなわち不純物を燃やしてるフレアなんです。で、このきれいなオレンジ色を見るとですね、もう試掘、採掘の段階じゃなくて、これもう実用化されてて」
一同
「はあー(ためいき)」
青山繁晴
「この下のパイプライン、で、これ以外の写真、今日時間がなくて見せられないだけで、パイプラインを明らかに付けてるという写真も、我々撮りました。そのパイプラインは中国の沿岸部に延びていて、もう一回言いますが、日本の子々孫々のための天然ガスも含めて、すでに中国の沿岸部で使ってるわけですね。で、そうしますとね、胡錦濤国家主席が今回、棚上げって言ってるってことはですね、棚上げってことは皆さん、現状は固定するということでしょう?現状はそのままにする。すると現状は中国から見たら、『俺の物は俺の物、あなたの物も俺の物』。ね。『それは返さないよ。だけどもあなたにも、ま、それなりの分け前をあげましょうか』と。胡錦濤国家主席が、棚上げにしましょうってきれいな言葉使って、残念ながら高村外務大臣もにこにこして帰ってきたようですけども、それをうけて福田さんも、その前に小沢さんも行くようですけど、この話に基本的に乗っかることになりかねないんですね」
一同
「えーー」
青山繁晴
「そうすると、このことは、中国、中国になぜなびくのか。そういう中国は水面下でそういう、もう仕掛けもしてるということがだんだんわかってきた。そして今日、皆さんにもう一つお話ししなきゃいけないのが、さっき申した巨大利権のことなんですね。はい。そこに次は入っていきたいと思います」
村西利恵
「『日中間にある巨大利権の闇 遺棄化学兵器の処理事業』とありますが」
青山繁晴
「ちょっとこれ、あの、一見むずかしげに見えますが、要は戦争中に中国大陸に出ていった日本軍が使ってた化学兵器が、その、中国に捨てられたんじゃないかと。で、それをちゃんと処理して、被害が出ないようにしなきゃいけませんねと。ぱっと聞くと当たり前、いや、あの、まともなように聞こえる話なんですが、はい」
村西利恵
「実際に中国に残された化学兵器を回収している映像がありますので、まずはそちらからご覧いただきましょう」
…………………………VTR開始…………………………
村西利恵
「中国の遺棄化学兵器とは、第二次世界大戦で旧日本軍が残した毒ガス兵器のことで……」
村西利恵
「内閣府によると、中国各地であわせて30万発から40万発あるということです。(以下、処理作業風景などのVTRが続く)で、これらは化学兵器禁止条約に基づく日中合意によって、日本が廃棄すると義務づけられており、その期限は2012年、廃棄期限となっています。で、現在も地中に眠っている兵器の発掘、回収作業は進められているんですが、開発が進む建設現場で、この兵器によって毒ガスが流出するという事故も起きたことなどから、補償の面や作業の難航が予想され、巨額の資金が必要になると見られる事業なんです」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。で、今、きちんと説明があった、その遺棄化学兵器についてですね、まず、いったいいくらぐらい日本の国民の税金がこれに使われるのか、当然気になりますよね。それはこれです」
村西利恵
「はい。『1兆2000億円規模』ですか」
青山繁晴
「はい。これは最初の調査から、それから穴を掘って回収したりですね、あるいはさっきのように傷ついてしまった方の補償とか、全部含めてってことになってるんですが、まず奇っ怪なのはですね、全部含めてってことになってるこれぐらいのお金がかかるってことは、政府は何も言ってないんですよ。日本政府は」
山本浩之
「あの、雑誌か何かで見たことあるんですけど、その数字は出てきてますよね」
青山繁晴
「いや、それはね、雑誌はたぶんこう書いてます。『1兆円』……」
山本浩之
「そうそう、1兆円って出てるんですよ。だけど、30万から40万発もないんじゃないのっていう話は、たまに……」
青山繁晴
「あのね、今のヤマヒロさんの話で2つ大事なこと、出てきたんです。まず、雑誌の話でも、実は1兆円ぐらいしか言ってない。それを政府は、いや、日本政府は、そんな計算した覚えはないと言って否定してるんですよ。ところが、これは今日、この1兆2000億円っていう数字が出てきたのは、この番組がたぶん初めてだと思いますが、これはもちろん僕が適当に言ってる数字じゃなくて、福田政権の内部の複数の政府高官から、いわば内部告発として、本当は雑誌に書いてある1兆円どころじゃない、最低でもすでに1兆2000億規模にふくらんでしまってるんです。で、もっと増えるかもしれないってことをですね……」
山本浩之
「えーー(驚き)」
青山繁晴
「実は、もう一回言いますが、複数の現役の政府高官が言ってるってことが一つ。それからもう一つ、ヤマヒロさんが言ったことでね……」
山本浩之
「何十万発もないんじゃないのかという話……」
青山繁晴
「ああ、それはね、そこも大事なところで、中国政府はもともと200万発って言ってたわけですよ。それがいつの間にか10分の1ぐらいに減ってきて、30万、40万ぐらいかもしれないって話になって、日本政府は今、30万、40万って話をしてるから、すなわちその、いくら土中に投棄されてても、200万あると言ってたものが、急に30万、40万に減るはずがない。もともとの話がふくらましだったんじゃないかという疑問もあるんですが、さらにお金とかそういうことより大事なこと、もっともっと大事なことがあって、実は今月、すでに民主党の国会議員から国会質問でも出ました。というのは、実は防衛庁、今の防衛省に保管された資料を見ると、日本軍が捨てたんじゃなくて、日本軍から戦争に勝った側の、当時、中国国民党軍、蒋介石の国民党軍にちゃんと正式に譲り渡されたと。で、これはもちろん根拠のある話で、日本はポツダム宣言というのを受諾して降伏しました。降伏した時、武装解除を受け入れたので、それも完全な武装解除を受け入れたから、自分の持ってる武器は戦争に勝った側に正式に譲りますってことを、実際にその、全軍にそれを出していて、あの、100%実行できたとは僕は思わないけど、中国ではそれ、行われてるわけです。で、最近出てきた書類で、日本軍が捨てて逃げていったんじゃなくて、国民党軍に渡って、で、その国民党軍がその後、中国共産党の人民解放軍に負けたから、台湾に逃げる時に捨てていったんじゃないかというのが、国会でも質問されて、これ、大きな問題になってるわけですね。問題になってるってことはですね、少なくともフェアに言うと、再検証しなきゃいけない。ね」
山本浩之
「そうですよね。だってその話が本当だったら、日本が処理する必要ないわけですもんね」
青山繁晴
「ええ。あの、僕は処理する必要ないとまでは、僕は言わない立場です。すなわち、もともと日本軍が中国に持ち込んだのは事実なんだから。フェアに言うと、日本は応分の負担をすべきであってね」
山本浩之
「ただ、その、あの、今、30から40万発に下げられてるかもしれないけども、その中には実は化学兵器でないものも含めて、その数字になってるっていうのを聞いた。それも含めてやっぱり調査してほしいですよね」
青山繁晴
「その通り。その問題も含めて、日本はだから、日本が負担する割合を、ま、こういうことを前提にして考えると、どう考えても一時金であり、ね、いくらでもふくらむ話じゃなくて、どう考えても一時金であり、ごく一部だと。いわばモラルの問題としてやるんだってことになるわけですよね」
山本浩之
「それはそうです、はい」
青山繁晴
「そうすると、これは当然、再検証が必要なわけですね。ところがここが皆さん、一番、今日の肝心なところで、その再検証を明らかに阻んでる政治家がいて、その政治家に対して日本の捜査機関がすでに内偵をしてると」
一同
「へえー(驚き)」
青山繁晴
「ですから、今日のもう一つのキーワードがこれなんです(フリップ出す)」
村西利恵
「『特定された3人の政治家』……」
一同
「えーー(驚き)」
青山繁晴
「はい。3人の政治家に僕はあえて申しますけど、あなた方はすでに特定されてます。そのことをCMの後に……」
村西利恵
「はい。青山さんの言う巨大利権の闇に浮かび上がった政治家、いったい誰なのか。CMの後、詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、日本と中国を舞台にした、この遺棄化学兵器の処理事業、えー、金額が1兆2000億円というすごい数字も出てきましたが、それよりもやはり驚いたのは、利権に群がってる3人の政治家というキーワードが出てきました。青山さん、続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。あの、さっき捜査機関がすでに内偵してると申しましたね。その事件、まず具体的に出しましょう。はい」
村西利恵
「『複数の政府高官によると』とありまして、『去年3月、中国大使館とつながりが深いコンサルタント会社社長、中国籍の方だということですが、この方を出入国管理法違反容疑で逮捕、その会社を捜索すると…』とありますが」
青山繁晴
「はい。でね、ちょっともう一回念のために言いますとね、要するに中国人で、中国大使館に勤務した経験がある人が、ある人物が、コンサルタント会社を経営してたと。で、それに対して捜査の手が入った。これは警視庁の捜査の手が入りました。東京地検ではなくてですね、最初、警視庁の手が入ったと。で、この、いわゆる入管法違反容疑って、これ、具体的な事件は何だったかと言うとですね、要は中国の気功を使ったマッサージを、この、コンサルタント会社の副業として経営してて、で、そこでマッサージをやってる技師さんその他にですね、マッサージさんその他に、違法な、その、たとえば入国の手続きであったり、それから資格がなかったり、そういうことがあって捜査したんだということになってる、表向き。その事件自体はいちおう世の中に出てるわけです。で、これ実際に、その容疑者のシルエットなんですけどね、今日は、ま、終わってる事件だから名前は伏せましたけど、実際にこのシルエットの人物がこの違反によって逮捕されて、その後、強制出国、もう中国に帰されてるわけです。ね。これだけならいいんですが、実はその時に会社を捜索しました。警視庁がですね。そうすると、これが出てきたんです」
村西利恵
『政治家の名刺3枚』……」
山本浩之
「ほぅー」
青山繁晴
「で、これがどういう政治家なのか、後で申しますが、いずれも非常にビッグネームの大物です。そうすると岡安ちゃん、この名刺3枚とさっきの気功マッサージと、話つながりますか?」
岡安譲
「いや、もっとその裏に、もっと大きなものが潜んでいると思ってしまいますね」
青山繁晴
「その通りですね。この事件が本当に気功マッサージの話だったら、大物政治家3人の名刺が出てくるはずがない。この会社がわざわざその政治家と付き合うはずがないということになるわけですね。で、実はこれも複数の、あくまで複数です、複数の政府高官の話を総合すると、本当は本件、ほんとの狙いはこの事件、こっちの気功マッサージじゃなくて、ほんとはこっち(政治家3人)の事件でしたと。どうしてかと言うとですね、この容疑者の人物は、はっきり申しますが、日本の捜査機関の見方、解釈ではこれは、実態は中国の人民解放軍系の工作員であると」
山本浩之
「へえー(驚き)」
青山繁晴
「この工作員のほんとの仕事の一つが、『はい、ここの地域で遺棄化学兵器がまたありそうです。化学兵器がありそうです』ということを、日本に情報として持ってくる。この会社は東京・銀座、この会社は東京・銀座なんですよ。銀座3丁目にあった。ね。東京・銀座の会社に持ってきて、それを日本政府につないで、日本政府が『そうですか、そこにも化学兵器が新たにありそうなんですね。じゃあこれだけのお金を出しましょう』と。国民の税金から」
山本浩之
「えっ、そんな。調査ってそんなもんなんですか?」
一同
「えーーー」
青山繁晴
「そういうことをこの男が明らかに仲介してて、しかもその時にこの男がいきなり、たとえば日本政府に言おうとしてもそれは言えるはずがないから、だからこの政治家3人がそれを仲介してね、『とりあえず調査から始めろ』と。さっきもあったでしょ。調査からのお金入ってるから、とりあえず調査から始めろと。そこではっきり言うと、ものすごい単位の、はっきり金はわからないけれども、100億とか200億とか、そういうびっくり、僕らにしたら信じられないようなお金があっさり出ていって、しかもその調査がほんとに行われたのか、調査によって穴が掘られたのかということ自体も確認はできないと」
一同
「えーーー」
青山繁晴
「すなわちこれはフェアに見るとですね、この政治家3人、名刺があったからじゃないですよ、そういうことを調べていったら、確かに名刺があった政治家が、その、政府側に口利きした疑いがあると。で、僕がこの、複数の政府高官を取材する時にですね、『贈収賄ですか?』と聞いたら、『それは青山さん、話が飛躍しすぎ。そこまではわかりません』と。わかりませんが、しかしいずれにしろ不正な口利きをした。これは今、平成13年にできた法律によって違法になってますね。政治家が口を利いて、公務員にある種の仕事をさせて、見返りなんかの報酬をもらったら違法だと。だからこの、違法な口利きである疑いは極めて濃いと。残念ながら今、捜査は中断状態だけれども、しかし実はこの政治家の中の1人、3人の1人に、日米防衛疑獄と共通した政治家がいて、だから実は、今までは警視庁だったけれども、東京地検がこの件をもう一回洗い始めてるんです」
一同
「はあーー」
青山繁晴
「で、これはその、福田政権の内部の人の話でも、福田首相はたぶん大きなプレッシャーになっているに違いないと。というのは今の話だけじゃなくて、もう1個話があって、この3人の政治家、このシルエットは実物とは関係ありません。関係ありませんが、この3人の政治家のうちの1人は、さっき言いましたね、防衛疑獄と関係のある、ってことは旧田中派ですね。こないだ言った5人は全員、旧田中派でしたから(11/28放送分を参照)。しかし3人のうちのもう1人は、実は福田首相の側近と呼ばれる政治家なんです」
山本浩之
「へえーー」
青山繁晴
「ですから僕が今日冒頭に、福田政権を直撃しかねないと言ったのは、そのことを言ったわけですね。……いかがですか。はい」
山本浩之
「あのー、今までは装備品納入をめぐって、日米のですね、そういった防衛利権の闇ばかりに、こう目が行ってましたけど、今、話を聞いたら、この遺棄化学兵器の処理事業をめぐる利権の闇と言いますか、新しいものが出てきましたね」
室井佑月
「何か、いろんなところに闇ってあるの?でも、それにしても今回の、ちょっとひどい。だって国を売るような真似をしてるってことでしょう」
青山繁晴
「あのね、室井さんの言われたことも大事なことで、あっちでもこっちでも汚い話、それから国を売るような話。実はね、室井さんが今言ったのとほぼ同じことをね、昨日僕は、近畿大学の経済学部で今、講義してるんですが、講義終わった後に学生が、この話けっこうしたので、学生がやってきて、まじめな学生がね、『青山さん、この国は真っ暗じゃないですか。政治家はそうやって利権ばっかり、どうしてそんなあさってるんですか』って話をしたんです。彼はね。しかし、これは皆さん、決して絶望の話じゃない。と言いますのはね、さっきヤマヒロさんが日米の話も言いましたが、これ、要するに日本が戦争に負けた後の、その処理の仕方について、もちろん一定の戦争責任は果たさなきゃいけないけれども、フェアに果たすんであって、アンフェアにいつまでも被さられることははねのけなきゃいけない。それがむしろ私たちの子々孫々のために大事だということ。それから、それは日米の防衛疑獄で、なぜいつまでもアメリカの防衛装備品を買わなきゃいけないのか、これ、根っこは同じことですから。これは少なくとも捜査機関が一生懸命関心を持ってですね。捜査機関やること、いつも正しいわけじゃありませんよ。しかしですね、もう一度やろうとしてるってことは、国民がそれを理解して、捜査機関も批判しながら、支えるべきは支えていったらですね、ようやくこの、戦後をね……」
山本浩之
「この問題は、あの、テレビご覧の人も、私もそうですけど、あまり詳しく知らなかったです。遺棄化学兵器に関することっていうのは。だけどこの問題は、ニュースになる度に注目して見ないといけないですね」
青山繁晴
「ああ、その通りです」
室井佑月
「でも、どうなの?防衛疑惑のことだって、政治家って、こないだの青山コーナーでさ、捕まらないかもって噂が流れてるって言ってるじゃない」
青山繁晴
「その通りで、この3人についてもね、たぶんご本人たちもまさか手は及ばないと思ってるでしょうね。しかしその、僕はやがてそのうちの1人とかは、せめて逮捕あるかもしれないと思ってますが、それ、なくてもね、相当なところまで追及が進むとね、政治生命が絶たれることだってなくはないですから。今までなくとも、これからあるかもしれないし。それから、さっき言いかけたこと、最後まで、ごめんなさい、言わせていただくとね、日本が戦争に負けて62年間ほっといた、その、フェアな戦争責任の果たし方、アンフェアな部分はもうはっきり言って、はね返すということも含めてのフェアな見直しに、やっぱりつながるっていうのが、僕らの新しい希望だと思うんですよ」
山本浩之
「そういう厳しい目線を投げかけることによって、今あったずさんな調査の実態であるとか、そういったことも一つ一つが見直されていくわけですよね」
青山繁晴
「その通りです。その通りだし、目の前に迫ってる、たとえば福田総理の訪中の時にね、この件も踏まえて考えると、ガス田のことだってね、ガス田のことだって、やがて企業が入っていったり、また利権を呼ぶんじゃないかってことも含めてね、国民の見る目が、日中関係だからしょうがないなって見るんじゃなくて、そうじゃなくて、私たちの国の名誉のためにも、あくまでフェアに、まっすぐ公平に見ましょうってことにつながると。そのことを一番伝えたいんです」
山本浩之
「まあ、あの、年末から年始にかけて与野党それぞれ中国訪問しますけれども、そこで政治家がどんな発言をするのか注目して見たいと思います。“ニュースDEズバリ”のコーナーでした」
____________________________内容紹介ここまで
青山さんGJ!!(≧∇≦)
この問題ってテレビではほとんど報道されないので、今日はほんと嬉しかったです。関西ローカルだったのが残念と言えば残念ですが。
青山さんだけじゃなく、室井さんも山本キャスターも今日はGJでした。
「3人の政治家」って誰でしょうね?
青山さんの話を整理すると、いずれも非常にビッグネームの大物で、1人は「日米防衛疑獄と共通した旧田中派の政治家」、もう1人は「福田首相の側近と呼ばれる政治家」ってことでしたね。残り1人は特に言及はなかったようです。
私が真っ先に思い浮かんだのは、遺棄化学兵器問題の元凶である河野洋平ですが……。
※関連ニュース
・遺棄化学兵器の「闇」露呈 PCI捜索(産経10/17)
・防衛研究所で「化学兵器中国で遺棄」覆す文書見つかる(産経11/30)
※国民の声を届けましょう
・首相官邸のご意見募集コーナー
・自民党のご意見コーナー
・外務省のご意見コーナー
しかし、室井さんも言ってましたが、民主党大議員団は、国会を休んでまで北京へ行かなきゃならないどんな理由があるんでしょう。まさに「皇帝陛下に謁見を賜りに行く」としか見えません。
産経抄12/5付がそのへん、北京五輪出場を決めた野球日本代表の宮本慎也キャプテンの手記(サンスポ12/4付)と絡めて書いてました。
おっしゃる通りです(--)(__)
今日もスクロールお疲れさまでした<(_ _)>
以下はリンク集です。遺棄化学兵器問題については過去に拙ブログでも何度か取り上げましたので、今日はそのリンクも付けました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※参考リンク
・ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)
※映像ご提供
・国風(“元祖たか”さんのサイト)
いつもお世話になっています。UPありがとうございます。
※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
・こちらからどうぞ。
※拙ブログ関連エントリー/“遺棄化学兵器”関連
・05/10/31付:私たちの血税がまた中国に無駄に流れようとしている
・05/11/12付:遺棄化学兵器問題〜日本にたかる中国
(山谷えり子さんの国会におけるGJ発言も掲載)
・06/1/4付:遺棄化学兵器問題〜日本にさらにたかる中国
(渡部昇一さんの解説を掲載)
・06/1/21付:河野洋平〜特定アジアにおける輝かしい功績
(これはオマケ)
・06/5/2付:遺棄化学兵器問題〜視察はかなったが……
・06/5/3付:朝日新聞曰く「東京裁判を知らない人が靖国参拝に賛成している」
(「細切れぼやき」で『正論』スクープ記事紹介)
・06/5/8付:遺棄化学兵器問題〜兵器引継書を盾に値切るべし
・06/5/20付:中国の「上策」に惑わされるな
(JNNが旧日本軍が残したとされる毒ガス弾の数を実際より上乗せして報道)
・06/6/1付:遺棄化学兵器問題〜元凶はやはり外務省
(雑誌「正論」と「週刊新潮」の記事紹介)
・06/9/4付:“遺棄化学兵器”問題で旧日本軍兵士の証言
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「はい。民主党議員、小沢さんをはじめおよそ50人がですね、中国を訪問するため、明日、明後日の衆院本会議は、室井さん、中止なんだそうですよ」
室井佑月
「うん、中止にしてまで行かなきゃいけないことがあるの?それ」
山本浩之
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室井佑月
「だから、さっき青山さんが言った利権が絡んでるってこと?」
山本浩之
「日中にも巨大利権の闇ということで、非常に気になるお話だと思うんですが、さっそくそれでは解説をお願いしたいと思います」
青山繁晴
「はい。あの、利権の話に行く前に、やっぱりこれから総理や小沢さんがどうすんのかというところから、まずきちんと見たいと思います」
村西利恵
「はい。VTRのおさらいになりますが、こちら、ご覧いただきましょう。政治家の訪中、最近のものからですが、今月の1日には高村外相らが日中ハイレベル経済対話に参加しまして、3日に胡錦濤国家主席と会談を行っています。そして明日から小沢代表ら民主党議員およそ50人が訪中予定。明後日、胡錦濤国家主席と会談予定となっているんですね。そして福田総理ですが、訪中の予定、これは今月下旬または来年早々にもと言われています」
青山繁晴
「ま、年末になるべく行きたいっていう福田さんなんですけどね。まずこの、福田さんが行く前に小沢さんがね、明日から大挙して行くってね、そして胡錦濤国家主席と、野党の党首なのに会っていただけるって話でしょう。これ、あの、国民の方が感じること、おそらく僕と同じだと思うんですけど、まるでですね、この、胡錦濤国家主席って、現代の中国の皇帝のような人にね、拝謁させていただく、先を争っているように見えますよね。総理の前に小沢さん、こうやって大挙して行きたいと。しかも国会を中断してまで行きたいというのはね。たぶん小沢さんにとってはそういうこと言われるのは心外で、きっと怒るでしょうけど、これ見たら、そう見えますよね。で、そういう、要するに、中国に擦り寄らなきゃいけない日本なのかなってムードの中で、高村外務大臣が胡錦濤さんと、これも外務大臣レベルなのに胡錦濤国家主席と会えたと。会談できた。これ久しぶりなんですけどね。日本の外務大臣が国家主席に会えたのは。これも皇帝陛下と会った時にね、その、何を言われたかは、だからこそ気になるわけですね。この時に、胡錦濤国家主席は実は大事なことを言ってて、今、VTRでもあった東シナ海のガス田開発についてね、『争いは棚上げにしましょう』というキーワード入ってたんです。棚上げって言葉ね。で、これが一番要注意なんです、日中の間では。というのは、一般的に何でも棚上げっていうと、先送りだから要注意ってことは一般論としてわかると思うんですが、このガス田については一般論ですむ話じゃなくて、ちょっと古い話で恐縮だけれども、1969年、今から38年前にですね、国連が報告書を、全く当時新しかった報告書を出しました。その報告書には、私たち日本の領土である尖閣諸島を中心とした東シナ海の海底には、まだ誰も触ってない油田とかガス田が開発できる見通しが強いということを、報告で出したんですね。それ、もう一回言いますが、1969年です。そのわずか3年後の1972年に、皆さんご承知の通り、当時の田中角栄首相が中心になって、つまり旧田中派が中心になって、日中国交正常化というのをやったんですね。ですから、当然、世界は、じゃあその尖閣諸島の問題はどうするんだと注目してたら、日中共同声明で一言も何も触れられてない、出てこなかった。それ、どうしてか。その真相はですね、『東シナ海、ガス田その他の問題は30年間ほど棚上げにしましょう』、棚上げという約束を交わしたから、日中共同声明には何も出てこなかったわけですよ。じゃあその30年間、実際何が起きたかというと、日本は実際に棚上げにしてしまって、とにかく目の前の油をサウジを中心とした中東から買うだけ。中国は試掘、採掘を30年間ずっと行ってきて、今、すでにもう実用段階に入ってるわけです。で、その証拠の写真をちょっと見ていただきたいんですが」
青山繁晴
「はい。これ、実は私と私の部下の研究員たちで、海上自衛隊機でこの、実際にこれ、中国のガス田なんですが、そこに行って、このように、この写真でわかると思いますが、非常に近くを飛んでもらって、それを確認しに行ったんですね」
村西利恵
「自身で撮影されたものですね」
青山繁晴
「ええ。ま、正確に言うと、私とうちの研究員が共同し撮影したということなんです。これ、ま、あの、機内で撮影に成功した後の写真なんですけどね(画像の右下を指しながら)。皆さんね、ちょっと注目してほしいのは、これなんです(炎の部分を指す)。これ。で、これがもうちょっと大きくわかる写真出して下さい」
青山繁晴
「はい。これ、さっきちらっと見えてたこれ(炎の部分を指す)、これ、フレア、炎なんですが、要するに、こっから下に掘削してですね、海底から天然ガスを吸い取ってるわけです。で、その吸い取られた天然ガスは日本側の、中間線から日本寄りの日本側のガスもこれで吸い取られてるわけですが、これを見てですね、私もうちの研究員もぎょっとしたのは、我々いちおうエネルギー専門家ですから、専門家のはしくれなんで、これの意味すること、わかるんです。これはすなわち不純物を燃やしてるフレアなんです。で、このきれいなオレンジ色を見るとですね、もう試掘、採掘の段階じゃなくて、これもう実用化されてて」
一同
「はあー(ためいき)」
青山繁晴
「この下のパイプライン、で、これ以外の写真、今日時間がなくて見せられないだけで、パイプラインを明らかに付けてるという写真も、我々撮りました。そのパイプラインは中国の沿岸部に延びていて、もう一回言いますが、日本の子々孫々のための天然ガスも含めて、すでに中国の沿岸部で使ってるわけですね。で、そうしますとね、胡錦濤国家主席が今回、棚上げって言ってるってことはですね、棚上げってことは皆さん、現状は固定するということでしょう?現状はそのままにする。すると現状は中国から見たら、『俺の物は俺の物、あなたの物も俺の物』。ね。『それは返さないよ。だけどもあなたにも、ま、それなりの分け前をあげましょうか』と。胡錦濤国家主席が、棚上げにしましょうってきれいな言葉使って、残念ながら高村外務大臣もにこにこして帰ってきたようですけども、それをうけて福田さんも、その前に小沢さんも行くようですけど、この話に基本的に乗っかることになりかねないんですね」
一同
「えーー」
青山繁晴
「そうすると、このことは、中国、中国になぜなびくのか。そういう中国は水面下でそういう、もう仕掛けもしてるということがだんだんわかってきた。そして今日、皆さんにもう一つお話ししなきゃいけないのが、さっき申した巨大利権のことなんですね。はい。そこに次は入っていきたいと思います」
村西利恵
「『日中間にある巨大利権の闇 遺棄化学兵器の処理事業』とありますが」
青山繁晴
「ちょっとこれ、あの、一見むずかしげに見えますが、要は戦争中に中国大陸に出ていった日本軍が使ってた化学兵器が、その、中国に捨てられたんじゃないかと。で、それをちゃんと処理して、被害が出ないようにしなきゃいけませんねと。ぱっと聞くと当たり前、いや、あの、まともなように聞こえる話なんですが、はい」
村西利恵
「実際に中国に残された化学兵器を回収している映像がありますので、まずはそちらからご覧いただきましょう」
…………………………VTR開始…………………………
村西利恵
「中国の遺棄化学兵器とは、第二次世界大戦で旧日本軍が残した毒ガス兵器のことで……」
村西利恵
「内閣府によると、中国各地であわせて30万発から40万発あるということです。(以下、処理作業風景などのVTRが続く)で、これらは化学兵器禁止条約に基づく日中合意によって、日本が廃棄すると義務づけられており、その期限は2012年、廃棄期限となっています。で、現在も地中に眠っている兵器の発掘、回収作業は進められているんですが、開発が進む建設現場で、この兵器によって毒ガスが流出するという事故も起きたことなどから、補償の面や作業の難航が予想され、巨額の資金が必要になると見られる事業なんです」
…………………………VTR終了…………………………
青山繁晴
「はい。で、今、きちんと説明があった、その遺棄化学兵器についてですね、まず、いったいいくらぐらい日本の国民の税金がこれに使われるのか、当然気になりますよね。それはこれです」
村西利恵
「はい。『1兆2000億円規模』ですか」
青山繁晴
「はい。これは最初の調査から、それから穴を掘って回収したりですね、あるいはさっきのように傷ついてしまった方の補償とか、全部含めてってことになってるんですが、まず奇っ怪なのはですね、全部含めてってことになってるこれぐらいのお金がかかるってことは、政府は何も言ってないんですよ。日本政府は」
山本浩之
「あの、雑誌か何かで見たことあるんですけど、その数字は出てきてますよね」
青山繁晴
「いや、それはね、雑誌はたぶんこう書いてます。『1兆円』……」
山本浩之
「そうそう、1兆円って出てるんですよ。だけど、30万から40万発もないんじゃないのっていう話は、たまに……」
青山繁晴
「あのね、今のヤマヒロさんの話で2つ大事なこと、出てきたんです。まず、雑誌の話でも、実は1兆円ぐらいしか言ってない。それを政府は、いや、日本政府は、そんな計算した覚えはないと言って否定してるんですよ。ところが、これは今日、この1兆2000億円っていう数字が出てきたのは、この番組がたぶん初めてだと思いますが、これはもちろん僕が適当に言ってる数字じゃなくて、福田政権の内部の複数の政府高官から、いわば内部告発として、本当は雑誌に書いてある1兆円どころじゃない、最低でもすでに1兆2000億規模にふくらんでしまってるんです。で、もっと増えるかもしれないってことをですね……」
山本浩之
「えーー(驚き)」
青山繁晴
「実は、もう一回言いますが、複数の現役の政府高官が言ってるってことが一つ。それからもう一つ、ヤマヒロさんが言ったことでね……」
山本浩之
「何十万発もないんじゃないのかという話……」
青山繁晴
「ああ、それはね、そこも大事なところで、中国政府はもともと200万発って言ってたわけですよ。それがいつの間にか10分の1ぐらいに減ってきて、30万、40万ぐらいかもしれないって話になって、日本政府は今、30万、40万って話をしてるから、すなわちその、いくら土中に投棄されてても、200万あると言ってたものが、急に30万、40万に減るはずがない。もともとの話がふくらましだったんじゃないかという疑問もあるんですが、さらにお金とかそういうことより大事なこと、もっともっと大事なことがあって、実は今月、すでに民主党の国会議員から国会質問でも出ました。というのは、実は防衛庁、今の防衛省に保管された資料を見ると、日本軍が捨てたんじゃなくて、日本軍から戦争に勝った側の、当時、中国国民党軍、蒋介石の国民党軍にちゃんと正式に譲り渡されたと。で、これはもちろん根拠のある話で、日本はポツダム宣言というのを受諾して降伏しました。降伏した時、武装解除を受け入れたので、それも完全な武装解除を受け入れたから、自分の持ってる武器は戦争に勝った側に正式に譲りますってことを、実際にその、全軍にそれを出していて、あの、100%実行できたとは僕は思わないけど、中国ではそれ、行われてるわけです。で、最近出てきた書類で、日本軍が捨てて逃げていったんじゃなくて、国民党軍に渡って、で、その国民党軍がその後、中国共産党の人民解放軍に負けたから、台湾に逃げる時に捨てていったんじゃないかというのが、国会でも質問されて、これ、大きな問題になってるわけですね。問題になってるってことはですね、少なくともフェアに言うと、再検証しなきゃいけない。ね」
山本浩之
「そうですよね。だってその話が本当だったら、日本が処理する必要ないわけですもんね」
青山繁晴
「ええ。あの、僕は処理する必要ないとまでは、僕は言わない立場です。すなわち、もともと日本軍が中国に持ち込んだのは事実なんだから。フェアに言うと、日本は応分の負担をすべきであってね」
山本浩之
「ただ、その、あの、今、30から40万発に下げられてるかもしれないけども、その中には実は化学兵器でないものも含めて、その数字になってるっていうのを聞いた。それも含めてやっぱり調査してほしいですよね」
青山繁晴
「その通り。その問題も含めて、日本はだから、日本が負担する割合を、ま、こういうことを前提にして考えると、どう考えても一時金であり、ね、いくらでもふくらむ話じゃなくて、どう考えても一時金であり、ごく一部だと。いわばモラルの問題としてやるんだってことになるわけですよね」
山本浩之
「それはそうです、はい」
青山繁晴
「そうすると、これは当然、再検証が必要なわけですね。ところがここが皆さん、一番、今日の肝心なところで、その再検証を明らかに阻んでる政治家がいて、その政治家に対して日本の捜査機関がすでに内偵をしてると」
一同
「へえー(驚き)」
青山繁晴
「ですから、今日のもう一つのキーワードがこれなんです(フリップ出す)」
<キーワード>
特定された3人の政治家
村西利恵
「『特定された3人の政治家』……」
一同
「えーー(驚き)」
青山繁晴
「はい。3人の政治家に僕はあえて申しますけど、あなた方はすでに特定されてます。そのことをCMの後に……」
村西利恵
「はい。青山さんの言う巨大利権の闇に浮かび上がった政治家、いったい誰なのか。CMの後、詳しく解説していただきます」
(いったんCM)
山本浩之
「えー、日本と中国を舞台にした、この遺棄化学兵器の処理事業、えー、金額が1兆2000億円というすごい数字も出てきましたが、それよりもやはり驚いたのは、利権に群がってる3人の政治家というキーワードが出てきました。青山さん、続きをお願いします」
青山繁晴
「はい。あの、さっき捜査機関がすでに内偵してると申しましたね。その事件、まず具体的に出しましょう。はい」
村西利恵
「『複数の政府高官によると』とありまして、『去年3月、中国大使館とつながりが深いコンサルタント会社社長、中国籍の方だということですが、この方を出入国管理法違反容疑で逮捕、その会社を捜索すると…』とありますが」
青山繁晴
「はい。でね、ちょっともう一回念のために言いますとね、要するに中国人で、中国大使館に勤務した経験がある人が、ある人物が、コンサルタント会社を経営してたと。で、それに対して捜査の手が入った。これは警視庁の捜査の手が入りました。東京地検ではなくてですね、最初、警視庁の手が入ったと。で、この、いわゆる入管法違反容疑って、これ、具体的な事件は何だったかと言うとですね、要は中国の気功を使ったマッサージを、この、コンサルタント会社の副業として経営してて、で、そこでマッサージをやってる技師さんその他にですね、マッサージさんその他に、違法な、その、たとえば入国の手続きであったり、それから資格がなかったり、そういうことがあって捜査したんだということになってる、表向き。その事件自体はいちおう世の中に出てるわけです。で、これ実際に、その容疑者のシルエットなんですけどね、今日は、ま、終わってる事件だから名前は伏せましたけど、実際にこのシルエットの人物がこの違反によって逮捕されて、その後、強制出国、もう中国に帰されてるわけです。ね。これだけならいいんですが、実はその時に会社を捜索しました。警視庁がですね。そうすると、これが出てきたんです」
村西利恵
『政治家の名刺3枚』……」
山本浩之
「ほぅー」
青山繁晴
「で、これがどういう政治家なのか、後で申しますが、いずれも非常にビッグネームの大物です。そうすると岡安ちゃん、この名刺3枚とさっきの気功マッサージと、話つながりますか?」
岡安譲
「いや、もっとその裏に、もっと大きなものが潜んでいると思ってしまいますね」
青山繁晴
「その通りですね。この事件が本当に気功マッサージの話だったら、大物政治家3人の名刺が出てくるはずがない。この会社がわざわざその政治家と付き合うはずがないということになるわけですね。で、実はこれも複数の、あくまで複数です、複数の政府高官の話を総合すると、本当は本件、ほんとの狙いはこの事件、こっちの気功マッサージじゃなくて、ほんとはこっち(政治家3人)の事件でしたと。どうしてかと言うとですね、この容疑者の人物は、はっきり申しますが、日本の捜査機関の見方、解釈ではこれは、実態は中国の人民解放軍系の工作員であると」
山本浩之
「へえー(驚き)」
青山繁晴
「この工作員のほんとの仕事の一つが、『はい、ここの地域で遺棄化学兵器がまたありそうです。化学兵器がありそうです』ということを、日本に情報として持ってくる。この会社は東京・銀座、この会社は東京・銀座なんですよ。銀座3丁目にあった。ね。東京・銀座の会社に持ってきて、それを日本政府につないで、日本政府が『そうですか、そこにも化学兵器が新たにありそうなんですね。じゃあこれだけのお金を出しましょう』と。国民の税金から」
山本浩之
「えっ、そんな。調査ってそんなもんなんですか?」
一同
「えーーー」
青山繁晴
「そういうことをこの男が明らかに仲介してて、しかもその時にこの男がいきなり、たとえば日本政府に言おうとしてもそれは言えるはずがないから、だからこの政治家3人がそれを仲介してね、『とりあえず調査から始めろ』と。さっきもあったでしょ。調査からのお金入ってるから、とりあえず調査から始めろと。そこではっきり言うと、ものすごい単位の、はっきり金はわからないけれども、100億とか200億とか、そういうびっくり、僕らにしたら信じられないようなお金があっさり出ていって、しかもその調査がほんとに行われたのか、調査によって穴が掘られたのかということ自体も確認はできないと」
一同
「えーーー」
青山繁晴
「すなわちこれはフェアに見るとですね、この政治家3人、名刺があったからじゃないですよ、そういうことを調べていったら、確かに名刺があった政治家が、その、政府側に口利きした疑いがあると。で、僕がこの、複数の政府高官を取材する時にですね、『贈収賄ですか?』と聞いたら、『それは青山さん、話が飛躍しすぎ。そこまではわかりません』と。わかりませんが、しかしいずれにしろ不正な口利きをした。これは今、平成13年にできた法律によって違法になってますね。政治家が口を利いて、公務員にある種の仕事をさせて、見返りなんかの報酬をもらったら違法だと。だからこの、違法な口利きである疑いは極めて濃いと。残念ながら今、捜査は中断状態だけれども、しかし実はこの政治家の中の1人、3人の1人に、日米防衛疑獄と共通した政治家がいて、だから実は、今までは警視庁だったけれども、東京地検がこの件をもう一回洗い始めてるんです」
一同
「はあーー」
青山繁晴
「で、これはその、福田政権の内部の人の話でも、福田首相はたぶん大きなプレッシャーになっているに違いないと。というのは今の話だけじゃなくて、もう1個話があって、この3人の政治家、このシルエットは実物とは関係ありません。関係ありませんが、この3人の政治家のうちの1人は、さっき言いましたね、防衛疑獄と関係のある、ってことは旧田中派ですね。こないだ言った5人は全員、旧田中派でしたから(11/28放送分を参照)。しかし3人のうちのもう1人は、実は福田首相の側近と呼ばれる政治家なんです」
山本浩之
「へえーー」
青山繁晴
「ですから僕が今日冒頭に、福田政権を直撃しかねないと言ったのは、そのことを言ったわけですね。……いかがですか。はい」
山本浩之
「あのー、今までは装備品納入をめぐって、日米のですね、そういった防衛利権の闇ばかりに、こう目が行ってましたけど、今、話を聞いたら、この遺棄化学兵器の処理事業をめぐる利権の闇と言いますか、新しいものが出てきましたね」
室井佑月
「何か、いろんなところに闇ってあるの?でも、それにしても今回の、ちょっとひどい。だって国を売るような真似をしてるってことでしょう」
青山繁晴
「あのね、室井さんの言われたことも大事なことで、あっちでもこっちでも汚い話、それから国を売るような話。実はね、室井さんが今言ったのとほぼ同じことをね、昨日僕は、近畿大学の経済学部で今、講義してるんですが、講義終わった後に学生が、この話けっこうしたので、学生がやってきて、まじめな学生がね、『青山さん、この国は真っ暗じゃないですか。政治家はそうやって利権ばっかり、どうしてそんなあさってるんですか』って話をしたんです。彼はね。しかし、これは皆さん、決して絶望の話じゃない。と言いますのはね、さっきヤマヒロさんが日米の話も言いましたが、これ、要するに日本が戦争に負けた後の、その処理の仕方について、もちろん一定の戦争責任は果たさなきゃいけないけれども、フェアに果たすんであって、アンフェアにいつまでも被さられることははねのけなきゃいけない。それがむしろ私たちの子々孫々のために大事だということ。それから、それは日米の防衛疑獄で、なぜいつまでもアメリカの防衛装備品を買わなきゃいけないのか、これ、根っこは同じことですから。これは少なくとも捜査機関が一生懸命関心を持ってですね。捜査機関やること、いつも正しいわけじゃありませんよ。しかしですね、もう一度やろうとしてるってことは、国民がそれを理解して、捜査機関も批判しながら、支えるべきは支えていったらですね、ようやくこの、戦後をね……」
山本浩之
「この問題は、あの、テレビご覧の人も、私もそうですけど、あまり詳しく知らなかったです。遺棄化学兵器に関することっていうのは。だけどこの問題は、ニュースになる度に注目して見ないといけないですね」
青山繁晴
「ああ、その通りです」
室井佑月
「でも、どうなの?防衛疑惑のことだって、政治家って、こないだの青山コーナーでさ、捕まらないかもって噂が流れてるって言ってるじゃない」
青山繁晴
「その通りで、この3人についてもね、たぶんご本人たちもまさか手は及ばないと思ってるでしょうね。しかしその、僕はやがてそのうちの1人とかは、せめて逮捕あるかもしれないと思ってますが、それ、なくてもね、相当なところまで追及が進むとね、政治生命が絶たれることだってなくはないですから。今までなくとも、これからあるかもしれないし。それから、さっき言いかけたこと、最後まで、ごめんなさい、言わせていただくとね、日本が戦争に負けて62年間ほっといた、その、フェアな戦争責任の果たし方、アンフェアな部分はもうはっきり言って、はね返すということも含めてのフェアな見直しに、やっぱりつながるっていうのが、僕らの新しい希望だと思うんですよ」
山本浩之
「そういう厳しい目線を投げかけることによって、今あったずさんな調査の実態であるとか、そういったことも一つ一つが見直されていくわけですよね」
青山繁晴
「その通りです。その通りだし、目の前に迫ってる、たとえば福田総理の訪中の時にね、この件も踏まえて考えると、ガス田のことだってね、ガス田のことだって、やがて企業が入っていったり、また利権を呼ぶんじゃないかってことも含めてね、国民の見る目が、日中関係だからしょうがないなって見るんじゃなくて、そうじゃなくて、私たちの国の名誉のためにも、あくまでフェアに、まっすぐ公平に見ましょうってことにつながると。そのことを一番伝えたいんです」
山本浩之
「まあ、あの、年末から年始にかけて与野党それぞれ中国訪問しますけれども、そこで政治家がどんな発言をするのか注目して見たいと思います。“ニュースDEズバリ”のコーナーでした」
____________________________内容紹介ここまで
青山さんGJ!!(≧∇≦)
この問題ってテレビではほとんど報道されないので、今日はほんと嬉しかったです。関西ローカルだったのが残念と言えば残念ですが。
青山さんだけじゃなく、室井さんも山本キャスターも今日はGJでした。
「3人の政治家」って誰でしょうね?
青山さんの話を整理すると、いずれも非常にビッグネームの大物で、1人は「日米防衛疑獄と共通した旧田中派の政治家」、もう1人は「福田首相の側近と呼ばれる政治家」ってことでしたね。残り1人は特に言及はなかったようです。
私が真っ先に思い浮かんだのは、遺棄化学兵器問題の元凶である河野洋平ですが……。
※関連ニュース
・遺棄化学兵器の「闇」露呈 PCI捜索(産経10/17)
・防衛研究所で「化学兵器中国で遺棄」覆す文書見つかる(産経11/30)
※国民の声を届けましょう
・首相官邸のご意見募集コーナー
・自民党のご意見コーナー
・外務省のご意見コーナー
しかし、室井さんも言ってましたが、民主党大議員団は、国会を休んでまで北京へ行かなきゃならないどんな理由があるんでしょう。まさに「皇帝陛下に謁見を賜りに行く」としか見えません。
産経抄12/5付がそのへん、北京五輪出場を決めた野球日本代表の宮本慎也キャプテンの手記(サンスポ12/4付)と絡めて書いてました。
(前略)同じ北京行きでもどうかと思うのが、あす出発する民主党の大型訪中団だ。小沢一郎代表をはじめ民主党を中心とした国会議員四十数人がそろって国会を休んで北京詣でに出かけるという。おかげで本会議も開けない。
訪中が決まったときには、安倍晋三前首相の退陣によって臨時国会がここまで延びるとは想定外だったろうが、政治は生き物だ。会期中を理由に規模を縮小し小沢氏ら幹部だけが訪中しても非礼にならぬ。自民党も同じだ。「日中友好」という呪文(じゅもん)を唱えて無意味な北京詣でにいそしむ議員のなんと多いことか。日の丸を背負う気概のない国会議員は帰ってこなくていい。
おっしゃる通りです(--)(__)
今日もスクロールお疲れさまでした<(_ _)>
以下はリンク集です。遺棄化学兵器問題については過去に拙ブログでも何度か取り上げましたので、今日はそのリンクも付けました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※参考リンク
・ON THE ROAD : Aoyama 's Daily Essay(青山繁晴さんのブログ)
※映像ご提供
・国風(“元祖たか”さんのサイト)
いつもお世話になっています。UPありがとうございます。
※拙ブログ関連エントリー/「アンカー」起こし
・こちらからどうぞ。
※拙ブログ関連エントリー/“遺棄化学兵器”関連
・05/10/31付:私たちの血税がまた中国に無駄に流れようとしている
・05/11/12付:遺棄化学兵器問題〜日本にたかる中国
(山谷えり子さんの国会におけるGJ発言も掲載)
・06/1/4付:遺棄化学兵器問題〜日本にさらにたかる中国
(渡部昇一さんの解説を掲載)
・06/1/21付:河野洋平〜特定アジアにおける輝かしい功績
(これはオマケ)
・06/5/2付:遺棄化学兵器問題〜視察はかなったが……
・06/5/3付:朝日新聞曰く「東京裁判を知らない人が靖国参拝に賛成している」
(「細切れぼやき」で『正論』スクープ記事紹介)
・06/5/8付:遺棄化学兵器問題〜兵器引継書を盾に値切るべし
・06/5/20付:中国の「上策」に惑わされるな
(JNNが旧日本軍が残したとされる毒ガス弾の数を実際より上乗せして報道)
・06/6/1付:遺棄化学兵器問題〜元凶はやはり外務省
(雑誌「正論」と「週刊新潮」の記事紹介)
・06/9/4付:“遺棄化学兵器”問題で旧日本軍兵士の証言
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Comments
>遺棄化学兵器問題キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
御意っ
>関西ローカルだったのが残念と言えば残念ですが。
ほんとにそう思います。せめて そこまで言って委員会のように、たくさんのエリアで放送されないかなーと思います。これからもお手数ですが、よろしくお願い致します(..)
国民を騙してる詐欺同様の事件なんですけどね。一部の紙メディアが報じてるだけで、他のマスゴミはクズですね。
で、防衛疑獄にある旧田中派ってことは、久間か額賀でしょうか?
3人のうちには二階が入っているでしょう。紅之傭兵も捕まえて欲しい。
他のコーナーで、官僚は民主党政権誕生を見越して小泉改革をサボってるっ言ってましたけど、選挙前にこの件が福田内閣を直撃ってなったら自民はアウトですね。そういう材料として、使われてる気がしないでもない。まぁ,検察はグダグダだから期待できないがとっとと逮捕して下さい。
三人の中に河野は入ってるだろうな…
福田の側近は…二階かエロ拓かな?
やはり抗議メールを出さないとダメですね〜。
無意味だとしても!!
日本製が何発
ソ連製が何発
中国製が何発あったと
日本軍が委棄したのならば委棄された兵器は日本製のものだけです
しかし、ソ連製、中国製の化学兵器が同時に発見されると言う事は
日本→ソ連→中国と渡った事になるでしょう
最終的に委棄したのは中国
そう考えるのが普通です
何も日本人の血税を使って中国軍の後始末をする必要もないでしょw
遺棄化学兵器問題をふくめ、こういう情報を周知化して、国民を覚醒させるしかないのでしょうね。道のりは遠いですが。
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2007/12/2007_b5c1.html
日本には武器輸出禁止三原則というものがあって、海外への武器及び武器関連物資の輸出を自粛しており
したがって国内で開発しても顧客は防衛省だけなので、開発費を回収できず、敬遠されてしまうのでしょう
そろそろ同原則を見直していただきたい物です
たとえば中古の護衛艦を東南アジア諸国に売却して、マラッカ海峡等の海賊対策に役立ててもらうとか検討の余地はあると思います。
お金も入るし、シーレーン対策にもなるでしょう。
和歌山のグリーンピア二束三文で中国人に売り渡そうとしたり、変な記念碑建てようとしたり胡散臭すぎる
利権にたかるクソ蝿だ。
遅滞戦術に、パイプを強めて政権奪取のアピールでしょう。
一方で、国内では保守派の方々が動き始めたようですね。方々で既出の「HANAの会」。
● 産経新聞〜「HANAの会」って?
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071205/stt0712050202000-n1.htm
AHAN!横文字とは珍しいですね。頼もしい限りです。
公共事業に限らず、国が多額の金を投じれば、その先々に寄生虫が湧くもので、それを利権と呼びます。
遺棄化学兵器は、中国側との議論と併せて、国内の利権に携わる方々を守屋氏の様になって頂ければ、解決しそうですが、中国側は黙ってはいません。
国内の中国恩顧の国会議員や諸勢力と闘わなくてはなりません。やはり、政府が毅然と対応すれば、HANA会はじめ有志が動きやすくなるのですが、肝心の総理がコレではしょうがないですね。
しかし、総理というのは、必ずしも自身の考えや言葉を発するとは限りません。HANAの会が勇躍して頂ければ、彼らの用意した原稿・政策を総理もそれなりに汲まざるを得ないでしょう。
ついでに言うと、「アンカー」では、
>青山さんの話を整理すると、いずれも非常にビッグネームの大物で、1人は「日米防衛疑獄と共通した旧田中派の政治家」、もう1人は「福田首相の側近と呼ばれる政治家」ってことでしたね。残り1人は特に言及はなかったようです。
でしたが、青山さんは「ぶったま」では、「1人は日米防衛疑獄と共通した政治家」「2人は旧田中派、1人は福田首相の側近議員」という言い方をされてました。
2つの番組での話をまとめると、1人は「日米防衛疑獄と共通した旧田中派の政治家」、もう1人は「福田首相の側近と呼ばれる政治家」、残り1人は「日米防衛疑獄とは無関係な旧田中派の政治家」ってことになるのでしょうか。
シルエットが政治家の姿に見えてしまい、勘違いをしてしまいました。
訂正し、お詫び申し上げます。
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